渋谷のエスカレータで腐卵臭?!

2008-05-30 | 自然科学
私の場合、高校では文系だったので、硫化水素を使った、沈殿生成(系統分析)の化学実験は、教養過程での基礎科学実験で初めて経験した。

そのときは、殆ど匂いすらしなかった。
というのも、最近の学生実験は、危険性のレベルを極力下げる工夫がされているためで、
直接 硫化水素や硫化水素水を使用しなかったからだ。硫化アンモニウムのような化合物を試薬として使用していて、かなり熱さないと、なかなか反応が進まない(茶色いまま沈殿生成させていると思い込み作業をすすめていると、姐御から指摘され、化学科にすすんだAさんに聞くと、真っ黒になるまで待たないとダメだと知った。)のもだった。
まるでお料理のようでした。

スタックバージャー炉で結晶に、物理的に原子・分子をインターカレーションさせる
のは、時間がかかるとしっていたが、液体のなかの、液体同士の化学反応は、それまで即座に進むものと思い込んでいたので、直接硫化水素でもないので、茶色でいいのだろうと思ってしまった。
おかげで、沈殿生成に関しては、液体同士に見えても、反応速度が普通には遅いものがあると知ることができた。

以下、ウェブの記事から

硫化水素を発生させるときは、ドラフト内でするか、実験室でドラフトを使わないときは、ファンをまわすなどして、換気をよくし、大量に発生しないようにしている。微量でも臭気が強いので、その存在はすぐわかる。突然高濃度を吸入したのでなければ、死ぬ気がなければその匂いで逃げ出すので死なない。

ヒトの臭いの閾値は、0.0005~0.025ppm、明瞭に感知するのは0.06ppm、1~ 5ppmでは不快臭が強く、20ppm以上になると結膜炎や角膜障害、200~400ppm では眼・鼻・上気道に対する灼熱性疼痛(30分間ぐらい耐えられる)、400~ 700ppmでは30分~1時間暴露で肺水腫が起こり生命に危険、700ppm以上では頸動脈球(洞)を刺激し反射性の呼吸中枢麻痺で即死すると考えられている。急性毒性(LC50)は経気道で、ラット713ppm・1時間、マウス673ppm・1時間である。

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リンク1 より抜粋しました。

しかし、下記サイトより、慶応ではH2S水を使っている。

リンク2

東大は過保護なのか?!
監視人員不足なのか!?

ところで、今朝のあの腐卵臭は、硫化水素??

やばいね。早く歩かないと。・・・・次第に反応して、毒性を発揮するものなどないよね・・・!?


P.S.:
http://tsuyu.cocolog-nifty.com/blog/cat7634914/index.html より・・・
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国立大学教授が、硫化水素ボンベから硫化水素が漏れていることに気づき、学生に逃げるように叫びながら、自分はガス漏れを止めにいったのだが、教授はそのまま硫化水素ボンベを抱きかかえて、帰らぬ人となった悲惨な事故もあった。

最近、社会問題化しているが、硫化水素は市販のものを使用して、簡単に発生させることができてしまう。原理は高校レベルの化学を習得していれば、誰でも思いつくものである。

硫化水素は弱酸なので、

  弱酸の塩 + 強酸 → 強酸の塩 + 弱酸↑

といういわゆる弱酸遊離の反応で発生する。実験室での硫化水素発生法として、化学の教科書に載っている方法だ。

具体的なことは書かないが、強酸はどこにでもあるので、規制は難しい。問題は「弱酸の塩」である。硫化水素の塩、すなわち硫化物が、どうも巷に手に入りやすい形で市販されているらしい。硫化物は入浴剤の一種として売られているらしく、それ自体は、それほど高い毒性がないので、本来は規制対象でないという点が難しいところである。

硫化水素を使った自殺が相次いでいることで顕在化した点だが、市販の硫化物と強酸は、どちらも浴室などで使用する可能性のあるものである。知らずに浴室などで混合してしまう事故が起こってもおかしくない。

現状では、市販されている「酸」には様々な注意事項が記載されているが、硫化物の方には、まったく注意事項が記載されていない。注意事項をきちんと記載すべきであるし、場合によっては、一部の殺虫剤のように市販を規制してもよいのではないか。

入浴剤として市販されている硫化物は、いわゆる硫黄の臭いを自然に発しているという話なので、この臭気成分の点で、規制を加えることも可能だと思う。硫黄の臭いがすることは、硫化水素など硫黄の化合物が何もしなくても発生していることを意味している。
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硫化水素そのものを持っていなくても、自殺できるのか??・・・・

昔、臭素を駆使して実験してたときも、臭化水素が発生したら、体に毒だったが、
そのときは、臭素などたいした毒ではないと考えていた・・・・

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