巖頭之感
2016-05-26 | 日記
藤村操の遺書、巖頭之感(がんとうのかん)
後学のために 覚え書きです.............
悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て比大をはからむとす、
ホレーショの哲學竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の真相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。
我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます