うまくいきますように。

あの娘も、高校３年生。
最後の学院祭へ向けて、ここのところ大忙し。

異端と思われようが、言われようが、覚悟を決めてやりたいことがある。
まずは、学校がOKしてくれるかどうか。
担任が心配しているのは、実際に、何か言われた時に、どんなに覚悟を決めていようと、それが崩れるくらいの状態に陥ってしまわないかということ。
これまで、繊細さゆえに、周囲に何を言われたわけでもないのに、ひとりで胸を痛めてきた。そんな姿を担任はたくさん見てきて、本人の気持ちをたくさん聞いてきているから。

「本当に大丈夫なのか（メンタルが）」

判断は難しい。
今回は、私はあまり関わらず、学校と本人のやり取りを見守ってきた。

学校の、最終的なお返事は、
「楽しんで」

さー、やると決まった。

準備を着々と進め、前日のリハへ向かう前に、学校へ連絡を入れると、出し物担当の先生から、予定外の変更を一方的に、こういうことにしたから、と告げられパニック。

「どーせ繊細だよ。どーせ予定外の変更に弱いんだよ。悪いかよ」
ワァーっと泣いた。

担任に電話してみたらというと、そうだなと少し落ち着き。
「うぇーん、聞いてよー、こんなのないでしょー。それじゃ、やりたいことと違うんだー」と話している。

担任に、こんな風に話せるありがたさよ。
ひとしきり泣いて、気持ちを吐き出して、涙を拭いながら、「うん、大丈夫、今から行く」と。
何とたくましくなったことか。


どうも、係の先生の、伝え方が中途半端だった？らしく…。まぁ、詳しくは学校に来てから…というおつもりだったのでしょうけどね。

さて、いよいよ本番です。

やると決めたら全力投球な娘は、緊張しつつも、気合いいっぱいです。

満足感の得られる一日になりますように。

想。

お月さまは、雲に覆われている。
そのうち、姿が見えるかな。

ある場所で出会ったアメリカンの青年は、背が高くて、細身で、メガネをかけていた。その姿が、ある少年とかさなって、彼の真ん前に座った私は、それとなく、それでもって、じっと彼を見つめてしまい、ぶわっと溢れそうになるものを、我慢した。

あとで、その時一緒にいた娘に話したら、「同じこと、ちょっと思ってた」って言っていた。

また会えるといいな。

見れるといいな。

いつの空だったかな。
早朝の空には、ハッとさせられる。

とてもキレイで、見て見て！と誰かを呼びたくなるくらい。


今夜は、晴れるかな。
スーパー十六夜見れるといいな。