Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

1年をごくごく簡単に振り返って

2006年12月31日 22時48分19秒 | Weblog
2006年を簡単に振り返ってみたいと思います。(ゆっくり振り返ると、2007年になってしまいそうなので)

今年は、いろいろ大きなイベントがありました。奈良の唱歌教室の発表会にはじまり、門真の合唱団では大曲モーツァルトへの挑戦、シュリッテのオペラ、そして私個人では、リサイタル、バレエ、初の海外!淡路島営業や、最近では風呂屋営業というのもありました。そしてヨーロッパから師匠が来て2日間に渡るレッスンのプロデュースなどなど。どのイベントも結果よしでしたし、それなりに楽しかったのですが、なにしろ「体調」という2文字が、その楽しさを半減させてしまったことが、とっても残念です。

イベントの成功うんぬんとは、別に、精神的なことも(成長か撤退かはあとにならないとわかりませんが)多々ありました。まずは、私の音楽や、音楽と人のあるべき思いは、私でないと実現できないのだということを知りました。どれだけ他人が私の言っていることをまねしても、それは根本的に違うものなのだということを実感しました。(わかる人はわかってください)今年はこの件に関して、とてもつらい幕開けをしましたので、そのことがわかっただけでもよかったです。また、オペラや演奏会の仕上がりは、上手い下手ではなく、出演者とスタッフの思い(情熱)そのものなのだと強く再確認しました。

次には、20年近く続いたある長い思い出にふたをしました。いつまた漬物樽のように匂ってくるかわかりませんが、とりあえず、自分でふたをすることができました。これはあきらかに成長です。

そして、実はたいちくんの母、妹とは長い間犬猿の仲だったのですが、たいちくんを介して、今年はかなりその仲を復活することができたのも、よかったうちの一つです。最終的には、価値観が全然ちがうので、大事な場面では分かれるのでしょうが、とりあえずはこんな感じで。

また、この年末は、音楽家としてどうしたいのか、ずっと悩んでいましたが、やっとその結論がでました。今とてもすっきりしています。私がこの10年やってきたことが、すべて、たった5行で収まるのです。「私がしてきたことは、いろいろあるように見えるけど、全部これだったんだ!」わかれば簡単なことです。そしてこれからも、そのたった5行の文章を基盤にやっていけそうです。

今年もたくさんの人に出会い、たくさんの人に歌を通して、また活動を通して、私の生き方を見ていただきました。来年は、ほとんどが実際に見ていただくのではなく、この「はにゅうす」を通してになるかと思います。どうぞ、これからも「はにゅうす」ご愛好の程よろしくお願いいたします。すばらしい新年をお迎えください。
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