おとといの話です。
近所で2日間さまよってた犬を犬友が保護しました。
夕方のお散歩から帰り際にそのお宅の前を通ったら
「この子知らない?」
見たことのない子でした。
とてもおとなしい子で人懐っこい子です。
足とわき腹に大きな腫瘍がありました。
目も少し白くなってます。
すぐに警察がきてしまいました。
実はその犬友は以前も保護して飼い主さん探しから始まり
結局飼い主さんが見つからなかったので里親さんを探し、
無事新しい家族のもとへ送り出した経験があります。
警察に連絡すればその後どうなるかはわかってることです。
でも、そのお宅は今の状況では預かることは出来ません。
我が家も空の病気のことを考えると預かることが出来ません。
苦渋の選択だったわけです。
警察官には私もしつこいくらいに「保健所にはすぐには行かないですよね」と。
警察官は
「飼い主さんはちゃんと探します。飼い主さんが見つからない場合は里親さんも署員で探します。」
と言ったけど、どうにも心配でした。
飼い主さんが見つかったらすぐに警察のほうから連絡をもらえるよう頼み
その子はパトカーに乗って行ってしまいました。
私も犬友もなんとも言えぬ気持ちでした。
昨日チラシを作り、動物病院や犬友の家へ持って行き貼ってもらいました。
今日の夕方、お散歩に行こうと家を出ると我が家の前のお宅のママが
その犬の話をしてきました。
そうしたら、なんと「すぐそこのお宅」だと言うじゃありませんか!
慌てて、飼い主さんらしきお宅を訪ねました。
不在です。
その途中で保護した犬友がいたのでその話をして
近所の人にも聞いたのですが、やっぱりそのお宅の犬のよう。
ピンポンを鳴らすと中から吠え声が聞こえるんです。
「えっ?2頭飼ってるってこと?」
お隣にも聞いたら「1頭のはず」とのこと。
訳がわからないけど飼い主さん不在ではどうにもわからないので
夜また行ってみようと言うことで私たちはお散歩へ。
実はその保護した犬は警察署にはいなくて保健所へ連れて行かれてたのです。
警察官が腫瘍が気になり、保健所の獣医師のもとへ連れて行ったのですが
保健所で預かるということになってしまってたのです。
それを聞いてしまったとき、どうすればいいか次のことを考え始めました。
でも、腫瘍のある老犬です。
そんなことを悶々と考えてたら、保護した犬友が夜やってきました。
「やっぱりあのお宅の犬だったよ」
飼い主さんは不在だったのですが、反対側のお隣の人に話をしたら
すでに昨日保健所に飼い主さんが引き取りに行ったと言うんです。
ピンポンを鳴らしたときに吠えてた子は その子 だったんです。
無事戻って良かったね!
でもどうにも納得がいかないんですが・・・
まあ、無事に戻ったから良しとしましょう。
ブログを読んで下さってる方にも知っていて欲しいことがあります。
それは
脱走癖のある子は飼い主さんはすぐに帰ってくるだろうと思って探さない方が多いんです。
でも、脱走したその日に保護する場合もあるんです。
人によってはどうしていいかわからず すぐに保健所に連れて行く人もいます。
保健所に行った子のその後は皆さんもある程度はお分かりのことだと思います。
いなくなったらすぐに保健所や動物愛護センター、警察署に聞いてみてください。
「そろそろ帰ってくるかな」なんて思ってるうちに、命を落としてしまう可能性があるんです。
今はレスキュー団体がレスキューしてくれる可能性もあります。
でも、すべての子をレスキュー出来るわけではありません。
とにかく「そのうち帰ってくるから」なんてことは思わずにすぐに電話してください。
家から出て行ってしまうような子には必ず家の中でも首輪をして
首輪には迷子札を付けてください。
迷子札が付いていればすぐに連絡が出来ます。
保健所に連れて行かれることもありません。
マイクロチップももちろん有効です。
保健所にたとえ連れて行かれたとしてもすぐに調べてもらえます。
保護したお宅がマイクロチップのことを知っていれば
動物病院へ行って調べてもらうことも出来ます。
首輪抜けをしてしまうこともありますよね。
首輪も抜けないか調べてください。
飼い主さんが少し考えれば おおごとにはなりません。
自分の子が一番なのですから。
その一番の我が子が不幸にならないために。