江東清澄へ・6の続き。
好きな具材の天ぷら二~三個、ひょいとほおばる。
なんとも粋だねぇ。
で、
『おぅ、今、帰えったぜ。』と松次郎。
『ちょいとおまえさん、井戸から水を汲んできてくれないかい。』
『ちっ、めんどくせーなー、ったくよう。』
『おまえさん、なんか云ったかい?』
『いや、なんでもねーよ。』
『ちょっと見てごらんよ。となりに越してきた若夫婦。仲良く晩酌なんぞしてるよ。』
『おっかぁ、よしなよしな。いい年してのぞきなんざみっともないぜ。』
こんな会話が聞こえてきそう。
こんな涼しげなジオラマもあったよ。
以上、江東深川江戸資料館でした。
この項、おしまい。
ハル★