このブログを見てくださる人で、このタイトル【遠雷】を見てピン!ときた人。コアなユーミンファンでしょう。
ユーミン、1991年11月発売のアルバム《DAWN PURPLE》より。歌詞を紹介しますね。
遠雷
黙ったまま流れる午後 窓つたう雫
冷めたカップ ペイズリーの煙草のけむり
嫌われようとしてたのね
もういいわ 意気地なし
気づかぬふりをしてひきとめただけ
過ぎた日々に耳を寄せる 乾いた巻き貝
はじけた恋 閉じ込めてた ビー玉の泡
灯りはまだつけないでね
仄白い部屋中の
ぼやけた輪郭が消えてゆくまで
ああ 紫陽花の雨 エメラルドの涙
二人膝をただかかえ 聴いている
名前もまだ知らない頃 ふりかえった肩
もう見れないの あの眩しいブロンズの肌
こんなに近くにいるのに
なぜか思い出せない
本気で怒ったり 泣いたことさえ
ああ 遠雷の音 キャノンボールみたい
新しい夏 もう そこに来てるのに
ああ 紫陽花の雨 エメラルドの涙
二人膝をただかかえ 聴いている
ああ 遠雷の音 キャノンボールみたい
新しい夏 もう そこに来ているの
ユーミンが歌詞に『紫陽花(あじさい)』を使っているのは、たぶんこの曲だけ。
このアルバム《DAWN PURPLE》、自分の中では好きなアルバムの上位にある。
DAWN PURPLEとは、
胎児が出産時に感じる色、夜明け前の空の色とかの意味が含まれているらしく、なんとも抽象的で幻想的。
ハル★