輸氣を使う整体ブログ

野口晴哉先生の輸(愉)氣という療法を主体とし、二宮進先生が考案した整体を書いていきます。

夏バテの原因の一つに“汗の内攻(ないこう)”がある

2024-09-09 14:31:37 | 日記
 まだまだ暑さが続く今日この頃ですが、
夏バテされている方もチラホラいらっしゃいます

そこで汗の話しを書いていきます

“汗をかく季節に汗をかく”のはとても良いことです

けれど汗をかけない人が増えています

汗なんて、かかなくたっていいじゃない!って思っていませんか?

汗が出ないということは、
体の中の熱を外に逃がすことが出来ず、
熱中症になる確率が高まります(-""-;)

首に保冷剤を巻いている方も首肩が冷えて血流が悪くなってしまいます

“汗”は、
火照った体を冷やすために、体温調整を行っています

“汗”には、
蒸発しやすい99%のサラサラした汗
ナトリウムやマグネシウムなどを含んだベタつく汗があります

蒸発しにくい汗は、
皮膚にベタつき感を与え、不快感しかありません

このベタつく汗に
雑菌が交じり増殖することで、籠(こも)った汗の臭いが鼻に付きます
ベタつく汗をたくさんかく人も、
体温調整が上手く出来ず、熱中症を引き起こすのです


小まめにミネラルを含んだ水分を補給をしましょう!

またお塩(粗塩、岩塩など)を舐めて、
「甘い」と感じる時は、体の中のミネラルやナトリウムが不足している証拠です

「塩辛い」と感じるまで塩分を補給すると良いでしょう(o^-')b !

それから汗を拭かずに、
扇風機や冷房の風に当たらないようにしましょう!

せっかくかいた汗が体内に戻ると、
体が冷えて体調がおかしくなりますので、ご注意を!!…これが夏バテの理由の一つ
これを「汗の内攻(ないこう)」と言います

では、なぜ汗が引っ込むのが駄目なんでしょうか?
正常な体であれば、
下痢をして体を大掃除してくれます

症状としては、
体が重ダルくなる、頭痛がするなどです

その下痢さえ悪者として扱い、薬で止めてしまうと?
体の疲れが更に増し、いずれ病気へと発展していきます


汗をかくことは、
“体の中のゴミ(毒素)を出す”のです体の働きです
…そういう季節こそ汗をしっかりかき次の季節に備えていきましょう~♪


とは言っても汗が引っ込んでしまったら、
もう一度 汗をかいて下さい!

簡単でしょっq(^-^q)

汗をかく方法は、いくつかあります
①運動をする(汗が出るまで、運動する)

②足湯(そくとう)をする
 いつも入るお風呂の湯加減より3~5度高めのお湯に、外くるぶしが浸かるほどのお湯を準備します
そこに両足を入れ6分、タイマーが鳴ったら一度足を引き上げ色を見ます
両方とも真っ赤ならここで終了…水分を綺麗に拭き取り、靴下を履いて保温
片方の足の赤色が薄い場合は、お湯の温度を調整し追加で2分温めます
(足湯をする前、したあとに水分補給をして、汗をかきましょう/足湯後は、2時間はお風呂には入れませんので、ご注意を!)

③首の後ろを熱いタオルで、7分温める

④胸椎5番を、揺すったり、叩く…1~2分
# 輸(愉)気(ゆき)ができる手でして下さい
#胸椎5番の位置は、喉ラインを下(縦)に下ろし、乳首の横ラインが交わる所が膻中になりますので、ちょうどその裏側(背中側)が目的の胸椎5番です

サウナも良いのですが、
サウナのあとに[冷水に浸かるのは NG]です
せっかく温めた体が冷えてしまっては逆効果です

体は冷やすようにはできていないからです

冷やす場合は、火傷をした時や頭のてっぺん(熱中症や日射病に有効)のみに留めましょう!
基本的に汗が出たら、乾いたタオルで綺麗に拭き取る/冷たい風に当たらない(逆効果)ことです

何度も言います!!

汗を掻けるから 体の体温をその汗で下げ 体の働きがあるのです


汗が掻けないと、体が熱くなり過ぎて
蛋白質が固まるように人の体も茹で卵状態になってしまう

そうなると、
頭が酸欠を起こし血液循環も悪くなります


ですが、
この時期ほど気づかない体の冷えや
減塩による食事が当たり前になっている現代

高齢者(年配者)は 熱中症になっているのに気づかず
救急搬送されるケースが増えています



マスクをして低酸素状態も問題ですが、
首周りを冷やすことで頭に上がる血液や
頭から下がる血液の邪魔をする行為が後を立ちません


またせっかく掻いた汗を
エアコンの冷たい風や扇風機(特にお風呂上がり)に当たることで
体内に戻すことで体調不良になったり
熱中症の原因を作ったりしていることに
気づけないのはとても残念です


【大事なことは、せっかく掻いた汗を
「乾いたタオルで拭き取る」ことです
決して、そのままにしないでくださいね】

何度も言います

ベタベタした汗は、
老廃物や細菌が混ざった汗ですから、これが体内へ戻ることは体調不良に繋がります


セルフでする場合、
手で触れて硬く冷たくなっているアキレス腱や内股
(左ならお小水、右なら盲腸やリンパなどの体液、疲れの調整など)に輸(愉)気をして弛めたり、
上腕を脇にくっけて前習えをした体勢で
左右に体を50〜100回捻るのも体の重だるさ、体の痛み、腎臓機能を快復させることも可能ですので、そういった体操なども取り入れてみましょう!


水分補給は必要ですが、
水を飲む前に一口口に含み1分間くちゅくちゅして
口の中のネバネバを吐き出すことで[水分吸収要求を高める]ことができますので
その行程をふんでから、
水はゴクゴクと一気に飲むのではなく
少しずつ体に染み込むように
チビチビ飲むのがコツですよ( ꈍᴗꈍ)



そもそも体が冷えていることに本人が気づかず
[暑いから冷やす]という発想、認識では
心の角度を変えていくことは難しいでしょう


整体をして、整った体に戻していくのも
一つの手だと思いますよ!!


ですので汗を掻いたら
必ず 綺麗に拭き取る習慣をつけて過ごしましょう!!

揖斐川です。澄んだ青緑色が涼やか♪