衆議院でカジノ法案が通過したようです。多分参議院でも賛成多数でこの法案は成立するでしょう。
なぜか何年も前のことを思い出してしまいました。
車を運転していて、電車通りから狭い道路に入ってすぐ、中年の男性が左右を確認もしないで私の車を横切りました。クラクションを鳴らしながら急ブレーキをかけて事なきを得ましたが、彼の眼はうつろで前方斜め下を向き、体も前傾しながら夢遊病者の如く歩き去りました。
パチンコ店から出て来たのです。多分大負けをしたのでしょう。
私のまわりに、年金の大方をパチンコにつぎ込み、家族のヒンシュクをかっている高齢者。年金受給まであと少し年数がかかるので、生活の足しにと定期的にパチンコに通う人など。いずれも裕福にはほど遠い生活をしています。
どうしても止められないという点では、麻薬中毒者とどこが違うのでしょうか?
経済効果の名のもとに、新たな患者の増産につながらなければいいのですが・・・。