今日はレッスンの日でした。
昨年の2月からレッスンを続けている発達障害の青年が、また一段と声が出るようになりました。シャンソンを始めるまでは、数年間声を発することなどかったのに。
ほんとに嬉しくてたまりません。
先日は家業の手伝いで、梯子に登って高い位置に箱を積み上げている彼をみて、驚きました。これも数年の間まったく歩くことのなかった彼がです。
泣きそうになりました。
この一年間の彼の進化はめざましく素晴らしいものがあります。
5月には、阿蘇にある絵本作家の葉祥明の美術館に、一緒に行く約束をしています。
そこの入り口の小さな茂みに、ブルービーが現れるのですよ。
昨日、ピアノがシャンソンの仲間の家に引っ越しました。
４０数年間同居していたピアノですが、案外あっさりと送り出すことができました。夫の寝室が広くなって、彼は「よその家にいるみたい」と言っています。
これを機に部屋作りを、と考えているところです。日当たりのいい部屋なので、彼のベッドから眺める外の景色も視野に入れながら。
もともとレッスン室として使っていましたが、夫の認知症が進み、体の老化も目に余るほどになり、2階の寝室に上がることが難しくなったことで、彼の寝室を2階から1階のレッスン室に移したのでした。彼がピアノと同居していたのです。
その時80歳だった私は、レッスン室にあるすべてを、もちろん音響その他も、3日間かけて一人で1階から2階へと運び上げました。
いま思うとぞっとしますが、類型を好まない私は、そのとき自分の年齢など考えず、当然のごとく行ったのです。
そして改めて、いま自分の条件できることをやればいい！ 自分の歴史は自分で作ればいいんだと深く考えています。
というわけで、ピアノは2階には上げずに夫と同居のままになっていたのです。
現在レッスンは電子ピアノで行っています。
先日のライブの様子をiphoneのLINEに入れてもらったのに、これをCDにコピーする方法がわからなくて四苦八苦です。
アップルに電話をして遠距離誘導をしてもらいながら、やっとPCのインターネットに入ったところまでは納得して電話を切って、その夜は終わり！
しかしその後が大変！ どこで出せばいいのか分かりません。
息子に来てもらってICloud Driveに入ってるのが分かり、CDにコピーしてもらった筈なのに、彼が帰ったあとで、夜遅くCDをかけても音は聴こえないのです。
またやり直し！！
昔は直ちに理解して、結果が出ていたのに・・・。
いつもそうだけど、庭いじりの後はやたらと歌を歌いたくなります。
２月のライブを終えて、やがてひと月が過ぎようとしています。
今回のライブは思いのほか多くの方からの賛辞をいただいて、もう次のことを考えて緊張しています。
ただ「よかった」というありきたりの言葉ではなく、非常に具体的な感想をいただくので、失礼な言い方かも知れないけれど、お客様のレベルがかなり高くなってきているのを感じます。
お客様とともに私のレベルも更に上げていかなくてはならず、私が望んでいる歌い手と聴き手が曲を共有するという流れが、いい塩梅に出来上がってきているのを感じるこの頃です。
しかも同じ歌だけでなく、できるだけ多くの歌をご紹介したいとの欲求も抑えがたく、益々の努力を、と身をひきしめています。
ほんとにいい歌が沢山あるんですから。
朝、不燃物のごみを置いて帰り、庭を一巡するのも楽しみのひとつです。
コヒーのカスをバラの周りに蒔いて、何てことのない見回りです。
エンドウとソラマメの花が満開で、エンドウの花の散った後から、小さなエンドウのサヤが下がっていました。初めての発見です。興奮しながら「早く大きくなってね」と声をかけずにはいられませんました。
庭をいじった後の雨は大歓迎です。
明日は晴れそうですが、この天気のバランスのいいこと！
もうそろそろハーブの苗でも覗きに行きますか？
