ただの碁好きな麺や親父の雑記

麺や食堂爺のひねもすのたりのたりかな

昔のことをつい思い出します

2017-09-03 21:19:48 | 音楽(ジャズ)
もう昔
昭和30年のお正月に田舎の親戚に行った時のこと。
当時私は鳩を飼っていました。最初に4羽飼っていましたが、
慣れたころ外に放鳥すると何故か他の鳩が紛れ込んで増えるんです。
外に放す度に3羽、4羽と増えるんです。
もちろん減るときもあるのですが、15,6羽になると
自分の小遣いでは餌を買えなくなり田舎の親戚の農家に小麦をもらいに行くのです。
それが前述のお正月に行った時のことなのですが、
暮れについたお餅を木樽か、甕に水を張りそのなかにお餅を入れ保存してありました。
そのお餅を焼いてくれて、のりを巻いてくれるのです。
それがうまいのです。水餅にしたお餅は、焼くといつまでも柔らかくて美味しいのだ。
当時の田舎は冷蔵庫があまり普及してない頃で生活の知恵で水餅という保存法でおいしくお餅を食べる
工夫がすごい。
囲炉裏もありましたね。座敷の真ん中に四角に囲んだなかに火があり、
暖房と焼く、煮るをしているのがまたすごい。
囲炉裏の火をつけるときに、重宝したのが桑の枝。
桑の木はよく燃えるのです桑の枝を脇に置いてどんどんくべると直ぐに火が赤くなり
囲炉裏には欠かせないものです。
あの頃の田舎は本当に大変だったろうと思います。
子供の頃の思い出