エアコンの効いた都会のマンションに暮らしているとめったにセミの声を聞くことがない。
昨日、駅への道すがらつくつくほうしの声が聞こえてきた。秋の気配を感じさせる。
子どもの頃住んでいた家には多くの木があり、隣接した山林もありセミの声が絶えない。
アブラゼミはとにかく数も多く一日中鳴いていてうるさい。
山間から朝夕聞こえてくるヒグラシの声は、何となく物悲しい響きがある。
さて、セミには好みの木があるらしく、つくつくほうしは柿の木が好きらしい。
庭には何本もの柿の木があったので、つくつくほうしの声もよく聞けた。
その鳴き方は、当然のことながら、
「オーシーッ、ツクツク・・・・、オシ、オシヨース、オシヨース・・」
なのだが、たまに「オ」が「ゲ」に「ヨ」が「エ」なるものがいるのである。
つまり、
「ゲーシーッ、ツクツク・・・・、ゲシ、ゲシエース、ゲシエース・・」
と鳴くのである。
動植物等に詳しい職場の人に聞いても、「そんなの聞いたことがない」と言われてしまう。
そんなことを話題にする人もいないのか、ネット上にもそれらしい情報はないようだ。
しかし、間違いなく「ゲーシーツクツク」はいるのである。
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