かつて、PCによるドリル学習ソフトが流行った時期がありました。
「先生の代わりに問題を出すだけか」などと批判もありましたが、一定の需要があったのも事実です。
しかし、コロナ禍でリモート授業や課題学習が避けられない現在、たかが「ドリル学習ソフト」と侮るなかれ。
一定の効果は期待できるようである。
さて、このような昨今の状況を踏まえ、かつて公開した学習システム「Toidasu」の改良版を作成しようと思います。
初期バージョンはPC8801の時代ですから、画像(理科などでは必要性が高いが)を自分で用意するにはハードルが高いこともあり、「テキストベース」の問題を主として、画像も併用できる仕様でした。しかし、現在では「画像」を誰でも簡単に用意できるようになりました。また、蓄積された「テキストベース」の問題を画像に変換することも簡単にできるようになりました。
そこで、今回の改良版では「テキスト」は廃止し、「画像ベース」の問題に限定することにしました。システム用に問題テキストを再成形する必要もなく、過去の資産を活かせると思います。
従って、ユーザーが用意するものは、「問題画像」と「解答シナリオ」だけです。
次ような、テキストファイルを作成することになります。
------ここから----
画像ファイル名
as5
選択肢1、選択肢2、選択肢3、選択肢4、選択肢5、選択肢5、選択肢6、選択肢7、選択肢8
ae
終
-------ここまで-----
これで、1問分の指定となります。この繰り返して何問でも出題できます。
漢字ドリルの例を示します。
これ用のテキストは
漢字練習1.png
as3
陳,鎮,珍,沈,賃,鎮,枕,朕
ae
終
となります。(画像は、jpegなどでも可)
as3・・・AnswerStartの意味、問題数は3という意味
陳,鎮,珍,沈,賃,鎮,枕,朕・・・画面に表示される選択肢(最大8個まで指定)、最初に正解を順番に書く。
表示はシステムがランダムに並べ替えます。
ae…AnswerEndの意味
終…ここで問題の終わり(区切り)の意味
過去のバージョンでは、問題文もテキスト入力する必要がありました。今回は、すでにある問題文を画像にすればよいです。写真にしてもよいし、キャプチャソフトも利用可能です。
次回より、具体的な内容について説明します。
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