風の備忘録~ ~ ~

風は林に色や形や音を運んできます
忘れないうちに 忘れないように
短い言葉でメモ memo   
       

「わが児は歩む」 千家元麿

2005-05-05 | 好きな詩・短歌
吾が児は歩む
大地の上に下ろされて
翅をきられた鳥のやうに
危なく走り逃げて行く
道の向ふには
地球を含んだ空が蒼々として、
       
            (後略)
 
千家元麿(1888年ー1948年・昭和23年没)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

高校のときに国語の教科書にあったような気がします。
80行からなる長詩ということで手元の
「我が愛する詩人の伝記・室生犀星」角川文庫(昭和40年5月10日初版発行)には
ここまでしか載っていませんので、見つかりしだい なるべく全部をのせたい。

5月のさわやかな風が吹く草原と勝手に解釈しています。
大地・こども・広がる空・・・好きな詩です

    
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