株式会社葉月の社長ブログ 『うちは技術屋です』

飯塚市嘉麻市(筑豊福岡全域)で塗装・塗替え・防水改修などをやっています。

屋根遮熱塗装の耐久性

2011年04月08日 | 塗装工事
以前当社が仕事をした屋根の調査を行いました。

ちょうど丸8年経過した屋根です。

工事の内容はコチラです。

8年前に飯塚市にある(株)メイコー様の本社工場の屋根を遮熱型ウレタン樹脂を塗りました。

当時、遮熱型ウレタン塗料は市場に出回ってきたばかりで、飯塚市で一番早く塗ったのを覚えています。

使用塗料は、SK化研のクールタイトです。下塗りには浸透性エポキシシーラーを使用しました。


今年で8年目なので、そろそろ塗り替えの時期というのもありまして今回調査をさせて頂いたわけです。


しかし、調査してみると、あまりにもイイ状態なので私自身もとても驚きました。



まずは、8年前の塗り替え直後の画像です。









そしてこれが8年後です。
※隣の工場のトタン壁が8年前と比べると錆びてますね・・・・








違う角度で8年前







そして8年後




色の違いが分かります。

8年間日に焼けたのもあるでしょうけど、デジカメの性能もあると思います。

当時は200万画素でしたから。



8年後の現在の塗膜状況です。


全然大丈夫です。



全体の2%?程度に多少コケが発生していましたが、この程度なら全然OKでしょう。



今回の調査で何より驚いたのが、塗膜の剥がれが皆無だったこと。

詳細に調査すればあるかも知れませんが、私が見た限りでは全く剥がれが見当たりませんでした


屋根という部位は、夏は高温になり冬は低温になる超過酷な部位でもあります。

その年間における急激な温度変化に塗膜が追随できずにひび割れを起こし、そこから剥がれてくるのが通常です。

だから私もある程度の剥がれは予想していました。


しかし、今回はそれが全くなかったということは次の事が考えられます。

1・塗り替え前の状態が悪かったため、下塗りのシーラーを強化させたこと。

2・思った以上にSK化研の材料が温度変化に追随し、また塗膜性能を保持できたこと。



これならば、今から2年後に塗り替えすればちょうどいいかも知れません。

飯塚市は盆地で、高温多湿になりやすく、しかも夕方から靄がかかったり霧が発生しやすい地域でもあるので

決して気候状況はイイ場所ではありません。むしろ福岡市内に比べると数倍悪い地域でもあります。


今回調査で、私自身とても嬉しい思いがしました。


そして、メイコーの社長様!来年か再来年にまたいい仕事させてもらいます!