The Society of Helical Carbon ヘリカル炭素学会

Helical C (CMC), PAT PCT/FDA JP & TH (Food), SM TH FDA (Med)

<食材偽装>「奈良・三笠」…成型肉の伝票に料理長が押印

2013-11-05 07:58:36 | 日記

奈良万葉若草の宿三笠

 奈良市の旅館「奈良万葉若草の宿三笠」が豪州産成型肉を「和牛」と表記するなどメニューと異なる食材を使っていた問題で、食肉卸業者が三笠に成型肉を納品した際の伝票に、現料理長が押印していたことが業者などへの取材で分かった。この業者は未加工の生肉も三笠に納品し、成型肉と区別できるように表示していたという。料理長は社内調査に「和牛と信じ込んでいた」などと話しているが、釈明と矛盾する状況が新たに判明した。

 三笠を経営する近鉄子会社「近鉄旅館システムズ」(同市)の調査では、今年9月以降に提供を始めた「和牛朴葉(ほおば)焼き」と「和牛ステーキ」に豪州産成型肉を使っていたことが判明。メニュー作成と食材仕入れの責任者は料理長で、同社によると、納品伝票には料理長が押印していたという。

 三笠に納品している大阪市内の食肉卸業者によると、成型肉はステーキ用にカットされたサーロイン肉に牛脂などを注入し、形を整えた肉で、伝票には業界で加工肉を意味する「やわらかサーロイン」と表記。一方、加工していない生肉を納品する際は、成型肉と混同しないよう、「サーロインステーキ」と表記していた。料理長が就任した9月以降、三笠はこの業者からほぼ毎週、カット肉50個程度を購入し、納品伝票には毎回、料理長印が押されて業者に返送されていたという。

 この問題では、業者が納品した際の箱に「牛肉加工肉(成型肉)」「豪州産」と記したラベルが貼られていたことや、他の調理担当者が豪州産成型肉と認識していたことが判明している。

奈良市 旅館|奈良 万葉若草の宿 三笠|公式サイト


最新の画像もっと見る

コメントを投稿