HELLHOUND-FILES 3

さすらいのブログ「HELLHOUND-FILES」もシーズン4、新アプリで別モノになると思いきや・・・

Gunstock War Club 素体

2023-08-06 21:51:45 | ツール/アクセサリー/???



2週間前にウン○沢でクマと遭遇しました。
幸いクマは地面を探りながら歩いていたので、私に気付かず通り過ぎて行きました。
私が気付いたのは7Mまで近くなってから。
コーヒーを飲もうと湯を沸かしている時に、(上流に向かって)座って右を向いたらクマがいたという状況。
その時は動かずにやり過ごせたわけです。
対策としては
⚫クマ鈴
⚫クマよけスプレー
が考えられますが、川の流れで音がかき消されたり、前述の状況のように音をさせたくない場合もあります。
クマよけスプレーは風が吹いている場合は自爆する可能性があります。
どちらのツールも否定するつもりもありませんが、ナイフ&ツールメーカーとしては物理的な方法も模索したいと思います。



というわけで、ガンストック・ウォー・クラブの登場です。
古のインディアン(ネイティブ・アメリカン)が使っていた戦闘用棍棒で、マスケット銃の銃床みたいな形から名付けられたといわれています(一説)。
このモデルでは木製ではなく、G−10を使っています。
6個のボルトが並んでいるのは、後付アタッチメント用ハードポイント。
上の3個は本体固定用。

こんな感じでブレードが付いたりする予定ですが、いろいろ問題があって、しばらくは素の棍棒として使ってみます。

ハンドル部分はデザイン的な試みでしたが、都合よい厚みになりました





このガンストッククラブは、ナイフショウの看板として5年前くらいから考えていたモノでした。
優先順位から放置していたのを今回の件から実用に転換しました。
放置中にキズだらけになっちゃったし・・・
沢で使っているナイフと長さ比較。
マジメにクマと闘うつもりもありませんが、ナイフ作りのアイデアにつながればと考えています。








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KAGI NAWA

2023-06-04 22:02:57 | ツール/アクセサリー/???





6月17日(土)に池袋で開催されるT-OD Gear Spotに参加します。
サンシャインシティ コンファレンスルーム 16
11:~16:00
ご来場お待ちしております。
という事で、今回はコントロールツール“カギナワ”を紹介します。






〈カギナワ 1〉
●Wスパイク、VG-10/ミクロデント処理
●ハンドストラップ
●ベロクロカバー
衣服に絡むためのカギを前後の設ける事で、引っ掛ける確率を上げるデザインを狙いました。
本来は数メートルの縄の先に付けるモノですが、両向きにカギがあれば・・・というコンセプトです。
縄として使うには、手練れになる必要があるので、今回はハンドストラップにして使いやすさ重視で作っています。





〈カギナワ 2〉
●シングルスパイク、VG-10/ミクロデント処理
●ハンドストラップ
●ベロクロカバー
シングルスパイクでシンプルなスタイルを目指しました。
扱いやすさを狙っています。
握るだけでなく、指の間に挟む使い方もありかと。




〈カギナワ 3〉
●シングルスパイク、VG-10/ミクロデント処理
●フォリッヂグリーンG-10エクステンションハンドル
●ハンドストラップ
●ベロクロカバー
まだお試し製作の域を出ませんが、より握りやすさを狙いました。
基本的にはサンプル展示ですが、場合によっては・・・的な。






〈あとがき〉
面白そうなコントロールツールとして気に入ってしまったカギナワですが、奥深くデザインが難しいものです。
G-10ハンドルを付けたタイプは2世代目のアイデアで、サイズ、角度を確認する役目もありました。




〈追伸〉
4月のウェブショウでの展示の際に、問い合わせがあったタイプを形にしています。
シルバーの尻尾は間に合わせで、イメージするのに付けてみました。

















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KAGI NAWA

2023-04-02 22:08:29 | ツール/アクセサリー/???

オーダーされていた捕り物ツー“鉤縄”が完成しました。
オーダー以外で切り出したブランクも、同時に完成させているので、ソチラも合わせて紹介します。
鋼材はVG-10
服に引っ掛けるので、よじれて曲がったり、折れたりしないようナイフと同じ焼き入れをしてあります。
ヒモはパラコード(4mm)より細いタクティカルコード(3mm)を使っています。
耐荷重120㎏。





〈70mmモデル〉
●ミクロデント処理
●手首通しヒモ
手で握って服に引っ掛けるコンセプト。
握って使うので、ヒモは輪を作ってあり、手首に通すようになっています。



〈45mmモデル〉
●ミクロデント処理
●3Mタクティカルコード
鋼材を削り出す作り方なので、幅広いスタイルになっていますが、古典に近いイメージのシンプルデザインです。前述の75mm版も共通デザインです。





〈50mmリバースフック〉
●ミクロデント処理
●3Mタクティカルコード
古典モデルのイメージを踏襲しつつデザインしたシンプルタイプに対して、自分のアイデアを入れ込んでみたのがリバースフックタイプ。
絡み付くフックが逆にもあったら捕獲率上がるのではないか?という考えから。
モダンデザインっぽくギザギザを入れてスベリ止め効果を狙っています。
短いのでヒモごと握ります。

ミクロデント処理3点は契約済みですが、ミクロデント/酸化処理(カモフラージュ仕上げ)はショウモデルです。



〈45mmモデル〉
●カモフラージュ仕上げ
●シンプルデザイン(プランB)
●3Mタクティカルコード
オーダーモデルとは違うスタイルのシンプルデザイン。
実はデザイン的に1番気に入っていますが、金に目が眩んで出展用にしました。





〈100mmモデル〉
●カモフラージュ仕上げ
●ファルスェッヂ
●手首巻きヒモ
自分で考えたモデルではあるものの、すでにあるコンセプト(まぁあるよね)。
スパイクタイプですが、グラインドは幅広くなっています。

全モデル、ベロクロカバー付き。
4月のサクラブレードショウwebにはカモフラ仕上げ2点を展示しますが、追加分を切り出しているので、出来れば追加します。


















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JUTTE

2020-04-19 22:04:19 | ツール/アクセサリー/???




先週の「まとめて紹介」にて、問い合わせて頂きまして、誠にありがとうございました。
残りは各ショップの方に行く予定となっていますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、今回はサクラブレードにて引き渡しの予定でしたオーダー品です。
ノンエッヂのコントロールツールで、やや大きめのサイズ。
室町時代から使用していたとも言われており、江戸時代のロウエンフォースメントで公式に使用されるようになったとか。
棒タイプも見られますが、イメージとしてはカギ付きタイプかと思います。












〈ブレード?〉
●6.5mm厚、205mm長、SKD-11/ミクロデント処理
●エングレーブド
平面を多く残しつつ、スマートなバランスを考えてみました。
エングレーブは小池憲男氏。
ミクロデント処理が前提なので、立体感が消えないように通常より深く彫られています。
深く彫られたエングレーブは、モチベーションを高めるデザインであると共に、滑り止め効果を狙ったタクティカルエングレーブとなっています。








〈ハンドル〉
●120mm長、ブラックリネンマイカルタ
自主的なハンドルでは、角を丸めたスタイルになりますが、オーダーにより、カクカクスタイルになっています。
積極的なコントロールツールなので、尻のクラッシャーも派手目に出してみました。
シンプルな形状なので、直感的に使えるモノになっているかと思います。






〈ホルダー〉
●カイデックス、G-10(中子)
●DOTSロック仕様
珍しく自家製のホルダー。
ビキニタイプで、引っ掻けるようなイメージのスタイルにしました。
7mm厚のG-10にカイデックスを曲げた構造で、ホルダーに通しながら、ぶら下げる感覚のホルダーです。


〈あとがき〉
6.5mm厚の鋼材を使い、面取りのない構成は重厚なイメージになりますが、取り回しのよい長さと幅で、重さを感じないバランスを狙っています。






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パロディではありません

2020-03-08 21:45:19 | ツール/アクセサリー/???

前回、ペンダントツールを川原で試した時に、W.T(本体のみの場合)が不得意分野である





フェザースティック作るみたいな使い方をせざるを得ない状況になりました。
写真のような割りバシなら問題ありませんが、野外の枝は、こんなに簡単には削れません。
このような場合に


●枝をしばり柄とする本来のスタイル
●デタッチャブルハンドル(黒)を合体させる
という対処方法を考えていましたが、デタッチャブルハンドルの場合かさばってしまいます。
●かさばらないで足しになるモノ
が今回のコンセプト。



またしても缶ヅメセット。
缶ヅメセットでコンパクト!がキャッチフレーズ。




●ハンドル全長85mm
尻のパラコードを指に巻くか、通すかで安定させる考え方です。
何か別の携行方法を考えれば、それにあうサイズ変更をしていきますが、缶ヅメセットなので、このサイズ。
9年前に作った初期のプロトタイプハンドルは、100mmくらいだったと思います。

ちなみに、ハンドルをベースにデザインを展開すると、こんな感じのナイフにも出来ますね。



というわけで、4月のサクラブレードに展示予定。
構造的に問題があるので少し変更しますが、基本的にはこのままです。





前回のペンダントツール、U字ボルト対応としていたものの、いいところなしでした。
テスト中も余裕ないなと思っていたら、一回り大きいボルト持ってました。
テスト用スペアとして買っていたのが一回り大きいボルトだったという・・・
つまり、ペンダントツールは最初から作り直しです。







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