フルカスタムのオーダーがありまして、出来上がったのが今回のユーティリティーモデル。
大型ナタと併せて使い分けるという事です。
ファルクニーベンF1カスタム(バークリバーハンドル)モデルのコピーという事から始まり、デザインを修正して完成となりました。
ファルクニーベンF1(樹脂ハンドル)は興味がありました、バークリバーハンドルモデル(っぽいなとは思ってました)が在ったとは・・・
〈ブレード〉
●105mm長、4.5mm厚、SKD-11/サテン仕上げ
●自然刃
当初は炭素鋼での依頼でしたが入手が難しく、焼き入れでの反りが出やすいのでSKD-11にしてもらいました。
硬度はHRC58と低めに設定、研ぎやすさ重視です。
用途的に薄刃でも良いかと思いますが、ある程度強度を確保したく、肉をやや残し気味になっています。
〈ハンドル〉
●115mm長/ブラックリネンマイカルタ
●シュナイダーボルト、赤ファイバースペーサー
当初の予定ではバークリバーハンドルのフルコピーでしたが、オーナーの手に合わせて変更、この形に収まりました。
ハンドルの厚みもコロコロから薄めになってます。
結果、サイズ的にバランスよくまとまったと思います。
〈シース〉
オーナーが自作するとの事です。
〈あとがき〉
大型ナタと併せて使い分ける小型ユーティリティーとして出来上がった今作はサイズの割りに存在感のあるモノになりました。
結構いいなぁ~とか思っちゃったわけです。
近いサイズのモデルを単発的に作った事はありますが、STDなモデルとしてラインナップに加えようか考えてみようかと思います。