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心の音楽のふるさと 珊瑚礁の彼方に / バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ

2020年11月20日 | 音楽

珊瑚礁の彼方に バッキー白片とアロハ・ハワイアンズ UPC‐0001

今回は意外な方面から。
なんとハワイアン。
タイトルを「心の音楽のふるさと」にしようか「音楽は思い出とともに」にしようか、
 少しだけ悩んだ。今回は両者の中間といったところ。

昭和の頃は、デパートやスーパーの屋上で夏に開催される「ビアガーデン」といえば、
BGMはハワイアンが多かった。
つまみは枝豆とか焼きとうもろこしとか簡単なものだけで、決して美味しいものではなかった。
まあ、当時は夏の風物詩的な雰囲気を味わえれば、味は二の次でOKだったのだろう。
最近のビアガーデンはまったくく行ったことがないけれど、
屋上でバーベキューをしながらとか、本格的中華が楽しめるとか、かなり多様化・進化しているようだ。

話を音楽に戻すと、
今はJALに吸収されてしまったが、日本エアシステムという航空会社があって(今となっては知らない若い人多そう)、おそらく乗客の緊張感をほぐすためと思われるが、着陸時に昭和ビアガーデン風のBGMが機内に流れてきて、ああ、なかなかいいなと思ったことがあった。「ハワイアン」のCDが欲しいと思った。

個人的に欲しかった昭和ビアガーデン的ハワイアンの特徴は、
①インスト、歌はいらない。邪魔。日本語の歌だとたちまち演歌になってしまい言語道断!
②メインの楽器はスティール・ギター この甘ったるい音色が決め手!
③トラディショナルなハワイアン、最近の曲じゃなくてよい

ハワイアンの知識は皆無で、どのような人が昭和ビアガーデン風ハワイアンを演奏していたのか?
がまったくわからなかったので、CDの捜索は困難を極めた。
CD屋で当てずっぽうのジャケ買いをしたり、高速道路のサービスエリアで売られているようなあやしい「ハワイアン全集」のCDを買ったりしたが、
わしが求めているハワイアンに当たることはなかった。

ある日、密林でハワイアンを検索してみたところ、
「バッキー白片」というアーティスト名があったので、試しにポチってみた。
なんとなく昭和の香りがする。この人のことはぜんぜん知らない。まったくの勘である。
後日うちにCDが届いてさっそく聴いてみたら、これが大当たり!
長いこと探し求めていた昭和の懐かしきハワイアンが聴こえてきた。

ちなみに、現在のオワフ島では、バッキー白片さんタイプのスティール・ギターを全面においたハワイアンは絶滅危惧種で、現地でほとんど聴いたことがない。
ロイヤルハワイアンショッピングセンターやアラモアナセンターで、
フラのライブがよく行われるけれど、バックの演奏はスラックギターやウクレレがメインで、
スティール・ギターが登場するのはまず見たことがない。古典フラになると打楽器とチャントだけ。

現地のハワイアン専門ラジオ局でもかかることはまずない。
自分が探し求めていたCDをなかなか見つけることができなかったのは、
自分の知識がなかったのはもちろんのこと、
現在のトレンドからは完全に外れていて、モノ自体が少なくなっていたのが原因かもしれません。

今回の動画もよく残っていたもんです。