jurgen's Heurige Blog (ゆるげんのブログ)

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心の音楽のふるさと RYDEEN / YELLOW MAGIC ORCHESTRA

2020年11月25日 | 音楽

YELLOW MAGIC ORCHESTRA 『RYDEEN』(HD Remaster・Short ver.)

中学生のころ、YMOにハマった。ハマった。
キッカケは、おそらくニッポン放送でたまたま「ライディーン」や「テクノポリス」を聴いたのだと思う。今までにないタイプの音楽にすっかり夢中になった。当時のニッポン放送はYMOを洋楽扱いで、かなりプッシュしていた。なけなしのお小遣いをはたいてこれらの曲が収録されている「ソリッド・ステイト・サヴァイバー」を地元のレコード屋で買った。当時うちにあったレコード・プレイヤーは安物のかなりせこいやつで、YMOの音楽が持つ独特な音域に耐えられず、新品で傷のないレコードなのに、針が頻繁に飛びまくるという、ぜんぜん使えないものであった。。。悲しい思い出。
一生懸命お金をためて、せめて音飛びしないまともなステレオを買いたいと心に誓った。

YMOといえば、打ち込みによって素早く繰り返されるテクノ独特のシークエンスとか、教授のボコーダーボイスとか、細野さんのシンセベースの分厚い重低音とか、高橋さんの機械のようなドラムスとか、なにもかも新鮮だった。シンセサイザーの音がまだ珍しい時代で、どんな音が飛び出してくるのか、未来の音楽という感じでとても楽しみだった。友達に頼み込んでカセットテープに録音してもらい、音飛びとは無縁の状態にして毎日のように聴いたものだった。

ロンドンやニューヨークで海外公演を行っていた日本人アーティストは、
当時はまだ珍しくクールでかっこいいと思った。
TVKでライブの模様が放送された時は、テレビにかじりつくようにして見た記憶。

YMOのライブはとうとう未体験。
お金がなかったし情報にも疎かった。
「浮気な僕ら」まで彼らのレコードをリアルタイムで買った。
お笑いとのコラボ「スネークマンショー」も好きだった。
「サーヴィス」以降は、いわゆるテクノポップには興味を失っていたし、
シンセサイザーの音は巷に溢れ、猫も杓子も使うようになって当たり前のなっていた。
そんなこんなで、彼らの音楽から遠ざかってしまった。
「BGM」、「テクノデリック」、「公的抑圧」など当時繰り返し繰り返し聴いた思い入れたっぷりなアルバムについても書きたいが、長くなりそうなので、いずれ別の機会に。

大人になってからリマスターのCDを買い直したり、
当時買わなかった「サーヴィス」以降のCDを買ったり、
ライブのビデオを買ったりした。
あれからン十年経って、Perfumeにのめり込んでいくことになるが、
YMOの音楽が下地にあったのが要因のひとつかもしれない。


当ブログで最近とりあげた音楽は下記のとおり。
レッド・ツェッペリン(ハードロック)
バッキー白片(ハワイアン)
ピーター・ゲイブリル(洋楽ロック)
YMO(テクノ)
我ながら振り幅が激しすぎて恐縮です。