響けブログ

音楽コドモから「音楽コドナ」へちょっと進化。ドラムとバイオリンと小鼓を弾く、ヒビキの音楽遍歴。

そして土曜日は、授業参観だった。

2007-10-16 | コレクション


小学校の授業参観は今回が二度目だったのだが、
ヒビキの担任のM先生の授業は実に素晴らしい。

何から語るべきか、とにかくああいうのは、
まるごとビデオにとって、新任の先生が着任したときに
役立てたりしたらいいだろうにと思うが、
最近の父母(&ジジババ付き)の傾向は、
そのような企画にはイントレランスなようである。

ところでM先生のすべての素晴らしさには
1つ大きな秘密があって、それは、
あり得ない到達力を持つ、その「声」である。

前回の授業参観では、
校舎内にいて、体育館で授業するM先生の声が聞こえた。
今回の授業参観では、
2年生の教室前の廊下にいて、
やはりM先生が国語の授業を進める声。
M先生の1年生の教室は、そこから
階段室をはさんで、さらに奥にあるのだが。

怒声とかそういうのでは全然ない。
ふつうに話す、レガートな声だ。
そう、怒るときだってレガートなくらいだ。

テーマへの入り方、
生徒の指名の仕方、
興味付けの仕方、
考えるようしむける仕方、
元気を出させる仕方、
答えを納得へ導く仕方、
ノートへの書き取りなどを効率よく進める仕方、
今自分たちが何をしているのか、
少なくともそこは全員に了解させる仕方、等々。

すべての熟達のワザの連続が、
そのあり得ない、しかも温かい声で実演されて
いくのは、見てるだけで快感だ。

親バカ母、実は1回目ですっかりファンになり、
家でM先生のマネ芸なんかをやっていたのだが、
今回はそうか、算数ってのはこうやって教えるのか
というので、続いてはホワイトボードを買い込んで、
3項の加減算と、対馬(これは社会ですね)を
M先生のマネ芸で、レクチャーしてしまった。

ま、M先生のマネ芸がやりたいだけなんですけどね。


教育といえば、今日は図書館の児童図書フロアで、
『はじめての文学 村上春樹』というのを
ヒビキが「怪傑ゾロリ」シリーズを読みあさっている間に、
親バカ母、ほとんど読破しそうになった。
すばらしい。珍しく著者によるあとがきもあって、
なぜなら、原則短編再録の編集ものなのだが、
かなり加筆しているとのことなのである。
村上春樹ファンの方、お見逃しなきよう。


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