
理論物理学者で、「量子情報科学」という分野で世界的な活躍をしている──ってか私の妹でもあるのですが──リョーシカこと根本香絵教授の座右の銘が、
福分をもって把持する
というものなのだが、最近ことに、これは幸福論の基本だよなあ、
と思うことが多い。
「福分」というのは仏教用語だそうだが、
生まれながらに与えられた人それぞれの天分なり特長
のことを呼ぶのだそうだ。
そこで「福分をもって把持する」とは、読んで字の如く、
それを十全に活かして生きなさいよということなんだそうだ。
かもめはかもめ
孔雀や鳩やましてや女にはなれない
というのは言ってみれば、大きなお世話だし、
あるいはお門違いであって
ボケはボケ、桜になりそこねなどと言う者は言えばよい。
かくいう自分こそ、かつてはそんな優劣を言ったりしたのだが
最近はボケはボケにしか見えず、
なぜわざわざ特段共通しない桜と比べようと思ったのか
よくわからなくなってきた。
さあて、この先どこへいくのか、
話がボケだけに微妙な感じになってきたが、
なんてことはない、住んでいる一帯にボケが多いのか、
あるいは散歩の巡路のせいなのか、
今年はどうもこのボケが目につくのでありました。

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