
小澤征爾さんが取り組んでいる音楽(高等)教育プログラムの1つで、今回は鎌倉とのジョイント。母体は、ボストン響などで同僚だったという世界的に活躍する演奏家達を指導者に招いて育成した、国際色豊かなジュニア・オーケストラ「小澤音楽塾」であります。指揮も、ゲストのバイオリンも若手ぞろいで、ご自身はちょっとご挨拶程度のご出演でした。
「また鎌倉かあ」とヒビキくん。
そうなのだ、今年の6年生は予算をやりくりしていただき、
卒業直前になってから鎌倉旅行というおまけをつけてもらったのだった。
進路の決まった仲間がみんなで、大仏様を見たり、鳩サブレを買ったりの道行き。お小遣いもどーんと1,500円だったんですよ。行く道々「鶴岡八幡宮へ寄りたいなあ~」などと反芻。
さて、昨日のプログラム↓
■出演者
杉本優(指揮)
三浦文彰(ヴァイオリン)
小澤征爾音楽塾オーケストラ(管弦楽)
小澤征爾(ご挨拶・お話)
■曲目
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
鎌倉芸術館 大ホール
前半が協奏曲で、後半がベートーベン。ヴァイオリンは繊細なのだが、オーケストラがどちらかというと「野太い(!)」ので、ややソロの迫力に欠けるかなあ、となどと愚案。
一方、ホロビッツがある意味わかりやすいように、小澤音楽塾オーケストラもわかりやすい。何が聞かせたいのか、そこをクリアにして組み立ててくる。そういうわけでクラシックイタチとしては、後半のベートーベンがおもしろかったな。そういうときはヒビキはだいたいにおいて……前半爆睡、後半ぱっちり、というこの態度。。。それから弦はすごく安定しており、特に管がすばらしく勢いがあったのだが、ティンパニの音の入りがちょいと納得いかなかった、などとヒビキと話した(消えはいいのだけれども)。

そもそもの青少年育成というコンセプトが通じてか会場もあたたかく、2階席だったのだが、小澤征爾氏が登場したら、となりのおばさまがヒビキにオペラグラスをさっと貸してくださったりして、にぎやかに時は過ぎていったのでありました。
というわけで帰りはやっぱり
「鳩サブレっしょ」

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