
旭川はその日、30度。東京では別にひどく暑くもない程度だが、日射しが強い。ほんとうは弱いのだろうけれども、なにしろ遮るものがないので、きびしい。その中をホッキョクグマやペンギンを見ようとすると、30分ぐらい待たなければいけないらしい。これには音楽コドモと音楽おとな(夫ですな)は早々にしっぽを巻いて、戻ってきてしまった。

逆に言うと……上野動物園のジャイアントパンダにあたるものが、ホッキョクグマ、という動物園なのであります。それでも夏休みとあって大勢の人がやってきていたのは、今やひとえに観光バスのおかげかもしれない。
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ところで、私の母は動物園が嫌いでなぜなら「動物はかわいいけれども、自然のなかで暮らしていたのを、ひどいことして連れてきて、ひどいストレスを与えている」と考えていたからだ。その意味では、なんとなく旭山の動物園はホッキョクグマにとってもさほど暑くなく、一年の半分はお役目もなく過ごせて、なんとなくのんびりして見えた。
なかでもウルトラのんびりしていたのが、賢いサルと一緒に住まわせられていた、カピバラくんであります。(つづく)

亡くなった動物たちも、涼しいところに葬られていた。
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