七十路には 和風と気配り バレンタイン
ギフト届くや お嫁さんより
今日も東京は雪が降る予報です。親しい人とも会えないコロナ禍冬籠りでの贈り物。お嫁さんから「なかなかお会いできませんが、元気でいてくださいね」とのメッセージ。言の葉の温もりも添えられ、ありがたいことです。
鈴なりの満天星の芽の一つ映え
満天星：どうだん
装甲の芽に秘む花のさぞや美し
如月の日に開き初む木の芽かな
お花の写真を撮る時、たくさんある中で自分の気に入るお花を一生懸命探します。テレビなどで観客席が写されている時、一人の人がクローズアップされる時がありますが、その人はきっとカメラマンの好みにあった人だと思っています。今回花木の芽を撮る時、やはり気に入る芽さんを探している自分に気づきました。
装甲の芽の木の名前は分かりません。触ってはみませんでしたが、すごく硬そうです。
如月の名前の由来の最有力説は「厳しい寒さに備え重ね着をする季節なので衣更着が転じた」のようですが、「春に向けて草木が生えはじめるから「生更木（きさらぎ）」になったとの説が私は好きです・・・
どんな花 秘むるバラの芽 待ち遠し
内に秘む エナジーたぎる 木の芽かな
土佐ミズキ
もうすぐに 鈴数多なる 木の芽かな
満天星躑躅
今年はどいう訳か、散歩している時に木の芽が目に入ります。以前、桜の蕾は撮っていましたが、木の芽を写真にとるのは初めてです。じっと観ていますと木の芽の内に秘められているエネルギー、また、こんな小さな粒に大きな花の元が凝縮され息づいていると思うと、自然の不可思議さを感じます。そして、木の芽が葉になり、花木の芽は蕾になり、花になるのを想像すると何となく嬉しくなります。
昨日は雪が降りましたが、もう直ぐ春です・・・
七十路に してバレンチョコ 娘より
バレンチョコ：Valentine chocolate
娘（こ）のパンは 市販より美味 着きにけり
若かりし頃は結構義理チョコをもらっていましたが、この歳で！！！
メッセージ付きのバレンチョコ。娘からは小さい時にもらっていたのかもしれませんが、今朝は驚きました～！
娘のパン、2，3日前に無くなっていましたので、内心、心待ちにしていたのでありました・・・。
おかずは、さっそく夕餉のおつまみに。パンは明日の朝食から！！！
日に透ける 蝋梅いのち そのものかな
ほんのりと 日に蝋梅の 灯りをり
小名木川にて
ほぼ毎日同じ道を散歩していますが、景色は同じようでいて毎日毎日新しい発見があります。植物も私も日々変わっていて、日の光の差し具合も日々変わっている等々、ということだからでしょうか。また、最先端の宇宙生命科学によれば、地球上の生物は元をたどれば皆一緒、とのことのようです。いのちの在り様は千差万別でありながら、根は一つと思うと、周りの草木、花々、鳥に親しみを覚えます。人間や犬、猫さん達は近すぎてこの感覚の新鮮度が少し落ちているかな、とふと思います・・・
