国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)によると、
第2条と第3条に詳しく掲載されています。
第2条
「国民の祝日」を次のように定める。
元日、成人の日、建国記念の日、春分の日 、昭和の日 、憲法記念日、みどりの日
こどもの日 、海の日 、敬老の日 秋分の日 体育の日 文化の日 勤労感謝の日
天皇誕生日
と、15日もの祝日が存在するわけです。
実は建国記念の日、は特別な扱いを受けていることご存じでしたでしょか??
第2条にある建国記念の日だけが
「政令で定める日」
と記載されているのです。
第3条に
建国記念の日となる日を定める政令(昭和41年政令第376号)
国民の祝日に関する法律第2条に規定する建国記念の日は、2月11日とする。
と記載されています。
法律を調べると色々発見がありますね(^^;
本日「建国記念の日」は、
正式には「紀元節」と言うそうです。
「日本書紀」によれば
紀元前660年(西暦)に、初代神武天皇が橿原宮で即位。
この「神武天皇の御即位」の日をもって
日本の国づくりが始まった「紀元」と定められました。
まあ、神武天皇は架空説もありますが、こういったいきさつがあったわけです。
もう一つ、2月11日は歴史があります。
明治22年に発布された大日本帝国憲法です。
そういった経過もあり、憲法を記念する日にもなりました。
紀元節は、国民にも普及し、全国の小学校や神社で儀式が執り行われ、
青年団などによる式典が開かれるようになったそうです。
アメリカ合衆国に独立記念日が定められていますが、(7月4日)
日本は王朝が変わらずに2672年続いてきた国です。
建国記念の日はその起源を祝う、歴史ある記念日なのです。
個人的には最も重みを感じるべき祝日だと思っています。
紀元節の歌 2月11日/ 祝日大祭日唱歌八曲
作詞:高崎 正風
作曲:伊沢 修二
著作権:消滅(詞・曲)
一、
雲に聳(そび)ゆる高千穂の
高根おろしに草も木も
なびきふしけん大御世(おおみよ)を
仰ぐ今日こそたのしけれ
二、
海原なせる埴安(はにやす)の
池のおもより猶(なお)ひろき
めぐみの波に浴(あ)みし世を
仰ぐ今日こそたのしけれ
三、
天つひつぎの高みくら
千代よろずよに動きなき
もとい定めしそのかみを
仰ぐ今日こそたのしけれ
四、
空にかがやく日のもとの
よろずの国にたぐいなき
国のみはしらたてし世を
仰ぐ今日こそたのしけれ
明治26年の唄だったと思います。
色々と考えさせられました。
歴史を辿ると奥が深いものですね。