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「1942」 レビュー (ファミコン)

2019-07-05 21:00:01 | ファミコンレビュー
同名アーケードゲームの移植版(1984年12月稼働)
縦スクロールシューティング
マイクロニクスが開発
カプコンから発売
1985年12月11日発売


あらすじ


特徴
Aボタンで宙返りを回数制で行う事が出来る。
宙返り中は攻撃は出来ないが無敵である。
これを緊急回避として用いてゲームを進めるのである。

宙返りはステージ毎に3回可能
アイテムなどで4回以上増やしても
ステージ終了時にボーナスとして取られてしまうので
次ステージ時は必ず3回となる。


『Pow』と書かれたアイテムがあり色によって効果が異なる

緑:ショットが4連装になる(攻撃の幅が広がる)
赤白:画面上の敵が全滅
白:サイドファイターが付く。
 サイドファイターは敵の攻撃を受けると撃墜される。
 大ボス戦の際に離脱するが何故かいる時と同様の攻撃が可能。
赤:1UP


得点は30点


良い点
・1UPしやすい


悪い点
・単調
・無駄に多いだけのステージ


良い点の解説
・1UPしやすい
 80000点ごとに1UPするのと
 一部アイテムを取っても1UPする。
 比較的1UPするのでとても進めやすい。


悪い点の解説
・単調
 まずBGMが

 「ピッピーピッ…」

 と、モールス信号を意図しているのか実に単調で

 「シャッシャッ」

 と、攻撃音も軽い。
 非常に飽きる。


・無駄に多いだけのステージ
 上記の単調さに加え
 特に敵などの種類も少ないのにステージ数は32。
 似たステージばかりでボスがないステージが殆ど
 1ステージ毎の違いを一言でも説明できる人は
 もはやこのゲームの神。



このゲームをクリアするにはテクニックとか集中力というよりは
如何にモチベーションを維持出来るかが一番の課題。
悪い点の指摘通り
単調でステージが多いから飽きのスピードが尋常ではない。
1ステージを32回周回しているとさえ思える。

宙返り中は攻撃出来ないので
宙返り後に敵機や弾がまだ残存している可能性は高くて
連続して使う羽目になる事もある。
髭人が下手ってのもあるが(苦笑)

敵の動きがやたらとカクついているんだよな。
特に感じたのは全機倒すとアイテムを出す編隊を組んだ敵。
弧を描いた動きが「ギャラガ」っぽいんだけど
動きのカクつきのせいで劣化品である事を印象付けられてしまった。


PS)しかし、「1942」シリーズ。
 アーケード版の稼働が1984年って事は…
 毎年、シリーズを重ねていたとしたら…
 今年(2019年)に発売されていたら
 「1977」って訳か…
 (だからどうしたッ!!)



ここからがネタバレ






















基本的にステージ最後に待ち構えている空母に着艦するのだが
一部ステージでは大型空母と言えるボスがいる。
ただ、背景と同じスクロールの仕方をするから空母というよりは戦車。
空中を飛行しているようにはとても見えず、戦車のように陸地を走っているかのようである。

そして、ラストステージは

「これがラストステージだ。大型空母より更にデカい大型機が出るに違いない…」

なんて思いきや…
普通に空母に着艦して

「CONGRATULATION」

と出て、後は撃墜敵機の数と敵撃墜率が表示される。
ストーリーらしい文言はない。
簡素。実に簡素。

(後で調べたら、ラストステージはアーケード版も同じ仕様である。
 弾を撃ってこずボスらしいボスも出ない。
 但しアーケード版は『スコアアップステージ』という表記があるから
 敵が弾を撃ってこないのが分かるのだが
 本作ではないからな…)

そして、本作は点数が100万点以上表示されない。
それ以上の点数はループしてしまって0点から再開である。
ただハイスコアはループ前の最大得点が記憶されたままなので

『990000点』

ぐらいになる。
特に、シューティングの腕は大したことがない髭人ですらループするほどだ。
コンテニューしなければ誰でも超えるだろう。
だったら少しは敵機の出現数を考えろよとは思う。

ちなみに本作が『カプコン』初のファミコンソフトである。
何とも不名誉な船出となってしまったものだねぇ…

ここから続く
『エグゼドエグゼス』『ソンソン』『魔界村』などの
「マイクロニクス」によるアーケード移植ラッシュが始まって来るのか…

感慨深いものがありますなぁ…(しみじみ)


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