物知りおじさんに言われたので新魔王城に行ってみると誰もいなかったのに人がチラホラ…ガミガミ魔王の看板の前に人が立っている。
男「うーん。ここは何だ?こんなマヌケな顔今まで見たことないぞ」
中に入っていく。
子供「キャッキャ」
ジジイ「そこの掘っ立て小屋の中に小さくて汚い部屋があるんじゃがさっきそこを覗いたらテーブルの上に手紙が一通おいてありましたわ。え?中身のことは知りませんわ。
他人様の手紙を読むようなマネはわしはしませんもの」
女「すっごーい!こんな綺麗な景色あたしみたことないわ」
奥の四畳半の部屋に行くとじいさんが言っていたとおりテーブルの上に手紙が乗っている。
手紙読んでみますか?
YES!
「ピエトロ王子へ」
…ガミガミ魔王より、直接顔を合わせるのもナニかと思ったんでこうして手紙を残すことにした。
オレ様は修行に出ることにした。
目的は1つ!
世界一の悪党になるためだ。
そもそもだ。オレ様は今回氷の魔王との戦いのことでモーレツに反省しているのだ。
結果的にとは言え、オレ様のような立派な悪人がお前らに手を貸しちまった。
オレ様はまだ甘い。大甘だ。
だから修行なのだ。世界中を回って色んな悪いことをしてくる予定だ。
一年後になるか十年後になるかそれはわからんがきっと本物の悪党になってみせる。
そしてそしてだ!そのアカツキにはまたお前に会いたいと
へへへ間違えんなよ。
お前んとこの城からまた知恵の王冠をいただくためだ。
その時に備えてお前も修行しとくんだな。
そんでもってもっと強くなれ。
そうでなきゃオレ様もつまらないからな。
おっと何だかずいぶん長くなっちまったな。
最後に1つ、おかあちゃんを大事してやれ。
お前のかあちゃんは立派な人間だ。
オレ様にもあんな母ちゃんがいれば、
イヤイヤなんでもねえ。とにかくそういうことだ。
そんじゃな。あばよ。…魔王様より
(「あのバカ王子ならここまでやってきて読むだろう」という前提で置いてあるのがすげぇな…
まぁ、そんな事知らずにサクッとエンディングを見てしまったプレイヤーも数多くいるだろうけどね)
次に物知りおじさん情報でパーセラのポストフドッグに行くと
修理を終えたフライヤーヨットに白騎士が乗っていた。
ポストフのドックに行く。するとポストフ達、そして白騎士の姿があった。
弟子A「ポストフさんてば、長い間かけてなおしたヨット、人にあげちまうなんて…まあ、オレはそんな所が好きなんだがな」
弟子B「笑わなきゃ笑わなきゃ…別れに涙は禁物だもんな」
パミィ「久しぶりだね。元気だった?あたしあれからずーっとこのヨットの修理をしてたんだよ。でもその大事なヨットとももうお別れなんだ」
→「白騎士さんね。あのヨットに載って遠くに行っちゃうんだって。ちゃんとサヨナラ言っといたほうがいいよ」
ポストフと白騎士ががいるヨットに近づく。
白騎士「…ピエトロ殿、拙者これからこの船を借りて旅立つことにしたでござる。いつかお話したでござろう?拙者、伝説の剣を探して旅をしていたでござる。今度、またその旅を再開することにしたのでござる。…だから、これでお別れでござる」
うつむく白騎士
白騎士「ピエトロ殿に見送って欲しくてずっと待っていたでござるよ」
うつむくピエトロ
白騎士「ピエトロ殿、そんな悲しそうな顔をするものではござらぬ。せっかくの船出でござる。いつものあかるい顔で見送って欲しいでござる:
コクリとうなづく。
ピエトロ「…うん」
白騎士「そうでござる。その顔でござる…拙者それならば心置きなく出発できるでござる…ピエトロ殿、元気で暮らすでござるよ・そして…正義を愛し、悪を憎む立派な大人になるでござるよ。…参ったでござるな。鼻がツーンとして来たでござる。いやいや男は涙なぞ見せぬものでござる…
しかし…ポストフ殿ありがとうござる。いつの日にか必ず返しに来るでござるよ」
ポストフ「ああ。わかってるとも…このヨットもあんたの冒険に使われるなら嬉しいだろうさ。このヨットを動かすにはメンドーな知恵はいらないんだ。
大事なのは冒険心ってヤツよ。そいつさえ忘れなきゃ広い海でも迷子になる心配はない。気を付けて行ってこいよ」
白騎士「パミィ殿もそして船員の方がたもありがとうでござる。拙者このご恩は絶対に忘れぬでござる。それではピエトロ殿、拙者行くでござる。…さよならでござる」
ピエトロ「白騎士さんありがとう」
フライヤーヨットは動き出し白騎士に手を振るピエトロ。
ピエトロ「必ず帰ってきてね。ボク白騎士さんの事絶対に忘れないから!」
そしてフライヤーヨットは見えなくなった。
ポストフ「行っちまったな。…」
悲しそうな表情をするピエトロ
ポストフ「おいおい。なんて顔してんだよ。めでたい旅立ちの時に。そんな悲しそうな顔をするもんじゃないぞ。人にはそれぞれ自分の道ってもんがあるんだ。
それは誰にもジャマ出来ない。…そういうもんなんだ…まぁ、オレもちょっとばかりさびしいけどな」
ポストフ「さてと、また新しい船でも作るか?今度は、そうだな…海を走って空を飛んでおまけに地面の中にモグっちまう!そんな船を作ってみせるぜ」
弟子「笑わなきゃ。笑わなきゃ。でも、…別れってのは悲しいもんだな」
パミィ「そんな悲しそうな顔しないでよ。白騎士さんならいつか帰ってくるってあたしは信じてるよ」(ラルフの件は一切触れず…そっちの意味で私は悲しい顔になりそうです)
そして、お次はフローネルの森のナルシアとギルダの家に行く。
中に入る。
ギルダ「あれま、久しぶりじゃないか。最近、お白に閉じこもってばかりなんだって?まぁ、お袋さんの事が心配なのもわかるけどナルシアがお前さんのことを心配してたよ。
あの子ならかけあしの泉にいることが多いんだ。ちょっと顔を見せておやり」
そのように言われて立ち去ろうとすると
ギルダ「ちょとお待ち!いいかい。ナルシアはかけありの泉だよ!どーしたもんだか不思議だけどあの子はあんたの顔を見ないと元気がでないらしいんだ。忘れずに行くんだよ。かけあしの泉だからね」
(3回も言ったよ。この人。「不思議だけど」とか言っているけどねぇ…わかり易すぎだわなwww)
ギルダに言われたとおり、かけあしの泉に行ってみるとそこにはナルシアが背を向けて立っていたので話しかけた。
ナルシア「…ピエトロ王子。…元気にしていたの?お城に閉じこもってばかりってきて私、心配してたのよ。でも、良かった。とっても元気そうな顔してるもの。
わざわざ来てくれてありがとう。嬉しかった。また元気な顔、見せに来てね」
→「またいつでも遊びにきてね。私はいつでもこの森にいるから」
ギルダがあれだけ『かけあしの泉』に行けと強調していたのにいざ話しかけてみるとアッサリとお話は終わってしまった。
それ以上、ナルシアも話すことも変わらないので立ち去ろうとすると…
ピエトロ「ナルシア…!」
振り返るナルシア。
ピエトロ「あ、あの…ボ、ボ、ボクずっと前から言おうと思って…。…あ、あの、その」
ナルシア「…なあに?」
ピエトロ「あの、その、いい天気だよね」
ピエトロは汗をかき慌てる。
ナルシア「そ、そうね。いい天気ね」
しょぼんとするピエトロ。
ピエトロ「あの、その、ボクそろそろ帰らなきゃ…」
ナルシア「そ、そうね」
妖精「もーじれったいわねー!」
そんなかみ合わない会話を続けているとそこに痺れを切らした妖精が現れた。
妖精「久しぶりね。ポポロクロイスの王子様!って私、挨拶するために出てきたんじゃあありませんよ。さっきから見ていたらもうじれったいやらイライラするやら…お互いの正直な気持ち…2人ともそろそろ話してもいい頃じゃなくて?という訳で邪魔者は消えますから…この森の命を守ってくれた2人の未来に幸あらんことを!」
妖精は消えた。
ピエトロ「…あ、あの」
ナルシア「……」
ピエトロ「あ、あああああ。……」
ナルシア「ピエトロ王子…」
ピエトロ「…思い切って言うけど、ま、魔法の修行はしてる?」
ナルシア「え、ええ…」
ピエトロ「あ、あの…言いたかったのはそんなことじゃなくて、あ、あの…」
赤くなり湯気が上がる。
ピエトロ「きょ、今日もやっぱり森は平和だよね」
ナルシアも脱線を続けるピエトロにしょぼんとしていた。
ナルシア「え、ええ…」
ピエトロ「そ、それじゃあ今日はもう帰るね」
ナルシア「…う、うん」
ピエトロは自分の不甲斐なさにガックリとうなだれていた。
ナルシア「ピエトロ王子!」
ナルシアの呼びかけに振り返るピエトロ王子
ナルシア「またいつでも遊びにきて。私は森の魔女ナルシア。ずっとこの森にいるから…」
(ヤバイね。このイベント。ニヤニヤが尋常じゃなくて自分でも分かっているのに止められん。
『我ながらキモイなぁ…』と、自覚はしていたけど止めることができなかった…
あっ。そうそう。最初の背を向けているナルシアに回り込んで密着して話しかけて見たときの台詞
ナルシア「…ピエトロ王子」がどうもキスしているようにしか見えなくなる。みんなも試してみよう!)
ナルシアがいるかけあしの泉を立ち去り、ポポロクロイス城に戻ってみるとラダック仙人がパウロがそこに不在だからか玉座に座っていた。
マッター「あの方がラダック仙人?うーむ。私が想像していたのとは少しばかりイメージが違うような…」
シター「ラダック仙人が我が城にいらしてkるえるとは、今夜の祝の席もさぞにぎやかになるじゃろう。うむうむ。楽しみじゃな」
ラダック「うひゃひゃこれがポポロクロイス王のいすか。うーむ。安物じゃのー。尻が痛くなって来おったわい。おっとそんなことより…今夜のお祝いとやら、わしも出席させてもうらかの。旨い酒と料理がたんまり出ると聞いては黙って帰るわけにはいかんでの」
→「「」うーむ。そろそろ腹が減って来おったわ。今夜の祝とやらわしも出席させてもらうかの」
ポポロクロイス探索も終わりパウロの元へとやって来た。
パウロ「心構えはできたか?」
YES
パウロ「そうか念の為もう1度聞くぞ…心構えはできたか?」
YES
パウロ「そうか…じゃがな。年には念を入れ最後にもう1度聞くぞ…心構えはできたか?」(しつけぇ…)
YES
パウロ「そうか…よし、そのドアを開けるのじゃ」
3度のパウロの取りかけに答え、奥の部屋に進んでみる。
ピエトロ「お母さん…」
ベッドで眠っているサニアがいる。
ピエトロ「お、お母さん…起きてる…の…?目が覚めたの?…覚めたんだよね」
ピエトロの声を聞いたサニアは起き上がった。
サニア「…ピエトロ…」
ピエトロ「お母さん。もう大丈夫なの?」
サニア「ピエトロ…会いたかった…」
ベッドから下りて両腕を広げた。
ピエトロ「お母さん…」
パウロ「ピエトロよ…」
そこへパウロとその脇に女性が入ってきた。
女「お、王様?せっかくの感動の対面ですのに」
パウロ「あ、しまった!そうじゃったの…いや…許してくれピエトロよ。目覚めたサニアに会い喜ぶお前の顔をな。どうしても見たかったんじゃよ。良かったな。ピエトロよ。…母さんが帰ってきて」
ピエトロは頷いた。
ピエトロ「うん!」
パウロ「よし!今夜はお祝いじゃ!皆のものに伝えるぞ、祝の準備を始めるのじゃ!」
パウロが先に出ていき女性は一度お辞儀をして(芸が細かい)、残った母と子は喜び抱き合った。
場面は変わり、オープニングと同じように大広間にたくさんの人々、テーブルには多くの料理が並んでいる。
オープニングと異なるのはサニアがいること、そしてサニアがいることでピエトロは楽しそうであるということである。
モーム「おほんっ…あっそのままそのまま。えーめでたい席もなかなかの盛り上がりで…割って入るようでナニですが…ここでちょっとお時間をば。目覚められたサニア様に1つお祝いの言葉を贈りしたいと思います。それでは、よろしくお願いしますぞ」
シター「今夜は満点の星空。夜空の宝石たちもこの席に祝いの光を投げかけておりまする…おめでとうございます。これからもどうかお幸せに」
パチパチパチパチ
マッター「えっえー。まことにその、ホントにもーいやはやいやはや…ワタクシ、こういった華やかな席はその、少し苦手でありまして、戦いと比べればそれはもう怖がることもないのですがやはりキンチョーいたしましてま、それはともかく、平和ですし、サニア様はお目覚めですしサイコーですな。あ!それではこれで…」(酷いな…)
パチパチパチパチ
サボー「おめでとうピエトロ王子。こんな幸せが訪れたのもどんな時も諦めず、気味が戦い続けたからだ。本当に良かった。この幸せが永遠に続くことを私は祈ってるよ」
パチパチパチパチ
何故かそこへ近衛兵が前に出た。
近衛兵「…」
敬礼
パチパチパチパチ
モーム「何だ。近衛兵はっ!どこまで無口なんじゃろか!おっといかんいかん。それでは今夜の主役、サニア様。ご挨拶を」
サニア「皆さんありがとう。私がこうしていられるのも全て皆さんのおかげです。ありがとう。私が国王と結婚し、この城で暮らすことになってから本当にいろいろなことがありました。ピエトロ王子が生まれたこと、氷の魔王との戦い、嬉しいこと、悲しいこと、いろいろなことが…そしてこの先もいろいろなことがあるでしょう。けれど、どんなことがあっても私は笑顔を忘れないでしょう。なぜなら……パウロ国王にピエトロ王子、そしてお城の皆さんがいるからです」(良いお言葉)
ピエトロとパウロが笑顔になる。
サニア「だから私は、とても幸せです。これからもずっと」
パチパチパチパチ
モーム「…それでは、サニア様のお目覚めを祝ってここで再び乾杯を…」
突然、外からヒューヒュードンドンと、爆発の音がする。窓の外を見るピエトロとサニア。
ピエトロ「あ、あれ…違うよ!爆弾なんかじゃないよ!あれは…!」
画面は城を映し、そこには多くの花火が打ち上げられていた。その花火の形は…ガミガミ魔王!?
ナレーター「こうしてピエトロ王子の冒険は終わりました。これからピエトロ王子は立派な王様になるのです…(略)それはまた別の機会にお話しましょう」
(スタッフロールと共に主題歌である「ピエトロの旅立ち」がボーカル入りで流れだし、ピエトロ達の様子が出てくるのだが…それはご自分の目で確かめて下さいまし~ナルシア、カワイイ!!)
完
NEXT >>>「ポポロクロイス物語」プレイ日記 ~男児が生まれたら『比干支路』にする予定(未婚者)が終わって…"
男「うーん。ここは何だ?こんなマヌケな顔今まで見たことないぞ」
中に入っていく。
子供「キャッキャ」
ジジイ「そこの掘っ立て小屋の中に小さくて汚い部屋があるんじゃがさっきそこを覗いたらテーブルの上に手紙が一通おいてありましたわ。え?中身のことは知りませんわ。
他人様の手紙を読むようなマネはわしはしませんもの」
女「すっごーい!こんな綺麗な景色あたしみたことないわ」
奥の四畳半の部屋に行くとじいさんが言っていたとおりテーブルの上に手紙が乗っている。
手紙読んでみますか?
YES!
「ピエトロ王子へ」
…ガミガミ魔王より、直接顔を合わせるのもナニかと思ったんでこうして手紙を残すことにした。
オレ様は修行に出ることにした。
目的は1つ!
世界一の悪党になるためだ。
そもそもだ。オレ様は今回氷の魔王との戦いのことでモーレツに反省しているのだ。
結果的にとは言え、オレ様のような立派な悪人がお前らに手を貸しちまった。
オレ様はまだ甘い。大甘だ。
だから修行なのだ。世界中を回って色んな悪いことをしてくる予定だ。
一年後になるか十年後になるかそれはわからんがきっと本物の悪党になってみせる。
そしてそしてだ!そのアカツキにはまたお前に会いたいと
へへへ間違えんなよ。
お前んとこの城からまた知恵の王冠をいただくためだ。
その時に備えてお前も修行しとくんだな。
そんでもってもっと強くなれ。
そうでなきゃオレ様もつまらないからな。
おっと何だかずいぶん長くなっちまったな。
最後に1つ、おかあちゃんを大事してやれ。
お前のかあちゃんは立派な人間だ。
オレ様にもあんな母ちゃんがいれば、
イヤイヤなんでもねえ。とにかくそういうことだ。
そんじゃな。あばよ。…魔王様より
(「あのバカ王子ならここまでやってきて読むだろう」という前提で置いてあるのがすげぇな…
まぁ、そんな事知らずにサクッとエンディングを見てしまったプレイヤーも数多くいるだろうけどね)
次に物知りおじさん情報でパーセラのポストフドッグに行くと
修理を終えたフライヤーヨットに白騎士が乗っていた。
ポストフのドックに行く。するとポストフ達、そして白騎士の姿があった。
弟子A「ポストフさんてば、長い間かけてなおしたヨット、人にあげちまうなんて…まあ、オレはそんな所が好きなんだがな」
弟子B「笑わなきゃ笑わなきゃ…別れに涙は禁物だもんな」
パミィ「久しぶりだね。元気だった?あたしあれからずーっとこのヨットの修理をしてたんだよ。でもその大事なヨットとももうお別れなんだ」
→「白騎士さんね。あのヨットに載って遠くに行っちゃうんだって。ちゃんとサヨナラ言っといたほうがいいよ」
ポストフと白騎士ががいるヨットに近づく。
白騎士「…ピエトロ殿、拙者これからこの船を借りて旅立つことにしたでござる。いつかお話したでござろう?拙者、伝説の剣を探して旅をしていたでござる。今度、またその旅を再開することにしたのでござる。…だから、これでお別れでござる」
うつむく白騎士
白騎士「ピエトロ殿に見送って欲しくてずっと待っていたでござるよ」
うつむくピエトロ
白騎士「ピエトロ殿、そんな悲しそうな顔をするものではござらぬ。せっかくの船出でござる。いつものあかるい顔で見送って欲しいでござる:
コクリとうなづく。
ピエトロ「…うん」
白騎士「そうでござる。その顔でござる…拙者それならば心置きなく出発できるでござる…ピエトロ殿、元気で暮らすでござるよ・そして…正義を愛し、悪を憎む立派な大人になるでござるよ。…参ったでござるな。鼻がツーンとして来たでござる。いやいや男は涙なぞ見せぬものでござる…
しかし…ポストフ殿ありがとうござる。いつの日にか必ず返しに来るでござるよ」
ポストフ「ああ。わかってるとも…このヨットもあんたの冒険に使われるなら嬉しいだろうさ。このヨットを動かすにはメンドーな知恵はいらないんだ。
大事なのは冒険心ってヤツよ。そいつさえ忘れなきゃ広い海でも迷子になる心配はない。気を付けて行ってこいよ」
白騎士「パミィ殿もそして船員の方がたもありがとうでござる。拙者このご恩は絶対に忘れぬでござる。それではピエトロ殿、拙者行くでござる。…さよならでござる」
ピエトロ「白騎士さんありがとう」
フライヤーヨットは動き出し白騎士に手を振るピエトロ。
ピエトロ「必ず帰ってきてね。ボク白騎士さんの事絶対に忘れないから!」
そしてフライヤーヨットは見えなくなった。
ポストフ「行っちまったな。…」
悲しそうな表情をするピエトロ
ポストフ「おいおい。なんて顔してんだよ。めでたい旅立ちの時に。そんな悲しそうな顔をするもんじゃないぞ。人にはそれぞれ自分の道ってもんがあるんだ。
それは誰にもジャマ出来ない。…そういうもんなんだ…まぁ、オレもちょっとばかりさびしいけどな」
ポストフ「さてと、また新しい船でも作るか?今度は、そうだな…海を走って空を飛んでおまけに地面の中にモグっちまう!そんな船を作ってみせるぜ」
弟子「笑わなきゃ。笑わなきゃ。でも、…別れってのは悲しいもんだな」
パミィ「そんな悲しそうな顔しないでよ。白騎士さんならいつか帰ってくるってあたしは信じてるよ」(ラルフの件は一切触れず…そっちの意味で私は悲しい顔になりそうです)
そして、お次はフローネルの森のナルシアとギルダの家に行く。
中に入る。
ギルダ「あれま、久しぶりじゃないか。最近、お白に閉じこもってばかりなんだって?まぁ、お袋さんの事が心配なのもわかるけどナルシアがお前さんのことを心配してたよ。
あの子ならかけあしの泉にいることが多いんだ。ちょっと顔を見せておやり」
そのように言われて立ち去ろうとすると
ギルダ「ちょとお待ち!いいかい。ナルシアはかけありの泉だよ!どーしたもんだか不思議だけどあの子はあんたの顔を見ないと元気がでないらしいんだ。忘れずに行くんだよ。かけあしの泉だからね」
(3回も言ったよ。この人。「不思議だけど」とか言っているけどねぇ…わかり易すぎだわなwww)
ギルダに言われたとおり、かけあしの泉に行ってみるとそこにはナルシアが背を向けて立っていたので話しかけた。
ナルシア「…ピエトロ王子。…元気にしていたの?お城に閉じこもってばかりってきて私、心配してたのよ。でも、良かった。とっても元気そうな顔してるもの。
わざわざ来てくれてありがとう。嬉しかった。また元気な顔、見せに来てね」
→「またいつでも遊びにきてね。私はいつでもこの森にいるから」
ギルダがあれだけ『かけあしの泉』に行けと強調していたのにいざ話しかけてみるとアッサリとお話は終わってしまった。
それ以上、ナルシアも話すことも変わらないので立ち去ろうとすると…
ピエトロ「ナルシア…!」
振り返るナルシア。
ピエトロ「あ、あの…ボ、ボ、ボクずっと前から言おうと思って…。…あ、あの、その」
ナルシア「…なあに?」
ピエトロ「あの、その、いい天気だよね」
ピエトロは汗をかき慌てる。
ナルシア「そ、そうね。いい天気ね」
しょぼんとするピエトロ。
ピエトロ「あの、その、ボクそろそろ帰らなきゃ…」
ナルシア「そ、そうね」
妖精「もーじれったいわねー!」
そんなかみ合わない会話を続けているとそこに痺れを切らした妖精が現れた。
妖精「久しぶりね。ポポロクロイスの王子様!って私、挨拶するために出てきたんじゃあありませんよ。さっきから見ていたらもうじれったいやらイライラするやら…お互いの正直な気持ち…2人ともそろそろ話してもいい頃じゃなくて?という訳で邪魔者は消えますから…この森の命を守ってくれた2人の未来に幸あらんことを!」
妖精は消えた。
ピエトロ「…あ、あの」
ナルシア「……」
ピエトロ「あ、あああああ。……」
ナルシア「ピエトロ王子…」
ピエトロ「…思い切って言うけど、ま、魔法の修行はしてる?」
ナルシア「え、ええ…」
ピエトロ「あ、あの…言いたかったのはそんなことじゃなくて、あ、あの…」
赤くなり湯気が上がる。
ピエトロ「きょ、今日もやっぱり森は平和だよね」
ナルシアも脱線を続けるピエトロにしょぼんとしていた。
ナルシア「え、ええ…」
ピエトロ「そ、それじゃあ今日はもう帰るね」
ナルシア「…う、うん」
ピエトロは自分の不甲斐なさにガックリとうなだれていた。
ナルシア「ピエトロ王子!」
ナルシアの呼びかけに振り返るピエトロ王子
ナルシア「またいつでも遊びにきて。私は森の魔女ナルシア。ずっとこの森にいるから…」
(ヤバイね。このイベント。ニヤニヤが尋常じゃなくて自分でも分かっているのに止められん。
『我ながらキモイなぁ…』と、自覚はしていたけど止めることができなかった…
あっ。そうそう。最初の背を向けているナルシアに回り込んで密着して話しかけて見たときの台詞
ナルシア「…ピエトロ王子」がどうもキスしているようにしか見えなくなる。みんなも試してみよう!)
ナルシアがいるかけあしの泉を立ち去り、ポポロクロイス城に戻ってみるとラダック仙人がパウロがそこに不在だからか玉座に座っていた。
マッター「あの方がラダック仙人?うーむ。私が想像していたのとは少しばかりイメージが違うような…」
シター「ラダック仙人が我が城にいらしてkるえるとは、今夜の祝の席もさぞにぎやかになるじゃろう。うむうむ。楽しみじゃな」
ラダック「うひゃひゃこれがポポロクロイス王のいすか。うーむ。安物じゃのー。尻が痛くなって来おったわい。おっとそんなことより…今夜のお祝いとやら、わしも出席させてもうらかの。旨い酒と料理がたんまり出ると聞いては黙って帰るわけにはいかんでの」
→「「」うーむ。そろそろ腹が減って来おったわ。今夜の祝とやらわしも出席させてもらうかの」
ポポロクロイス探索も終わりパウロの元へとやって来た。
パウロ「心構えはできたか?」
YES
パウロ「そうか念の為もう1度聞くぞ…心構えはできたか?」
YES
パウロ「そうか…じゃがな。年には念を入れ最後にもう1度聞くぞ…心構えはできたか?」(しつけぇ…)
YES
パウロ「そうか…よし、そのドアを開けるのじゃ」
3度のパウロの取りかけに答え、奥の部屋に進んでみる。
ピエトロ「お母さん…」
ベッドで眠っているサニアがいる。
ピエトロ「お、お母さん…起きてる…の…?目が覚めたの?…覚めたんだよね」
ピエトロの声を聞いたサニアは起き上がった。
サニア「…ピエトロ…」
ピエトロ「お母さん。もう大丈夫なの?」
サニア「ピエトロ…会いたかった…」
ベッドから下りて両腕を広げた。
ピエトロ「お母さん…」
パウロ「ピエトロよ…」
そこへパウロとその脇に女性が入ってきた。
女「お、王様?せっかくの感動の対面ですのに」
パウロ「あ、しまった!そうじゃったの…いや…許してくれピエトロよ。目覚めたサニアに会い喜ぶお前の顔をな。どうしても見たかったんじゃよ。良かったな。ピエトロよ。…母さんが帰ってきて」
ピエトロは頷いた。
ピエトロ「うん!」
パウロ「よし!今夜はお祝いじゃ!皆のものに伝えるぞ、祝の準備を始めるのじゃ!」
パウロが先に出ていき女性は一度お辞儀をして(芸が細かい)、残った母と子は喜び抱き合った。
場面は変わり、オープニングと同じように大広間にたくさんの人々、テーブルには多くの料理が並んでいる。
オープニングと異なるのはサニアがいること、そしてサニアがいることでピエトロは楽しそうであるということである。
モーム「おほんっ…あっそのままそのまま。えーめでたい席もなかなかの盛り上がりで…割って入るようでナニですが…ここでちょっとお時間をば。目覚められたサニア様に1つお祝いの言葉を贈りしたいと思います。それでは、よろしくお願いしますぞ」
シター「今夜は満点の星空。夜空の宝石たちもこの席に祝いの光を投げかけておりまする…おめでとうございます。これからもどうかお幸せに」
パチパチパチパチ
マッター「えっえー。まことにその、ホントにもーいやはやいやはや…ワタクシ、こういった華やかな席はその、少し苦手でありまして、戦いと比べればそれはもう怖がることもないのですがやはりキンチョーいたしましてま、それはともかく、平和ですし、サニア様はお目覚めですしサイコーですな。あ!それではこれで…」(酷いな…)
パチパチパチパチ
サボー「おめでとうピエトロ王子。こんな幸せが訪れたのもどんな時も諦めず、気味が戦い続けたからだ。本当に良かった。この幸せが永遠に続くことを私は祈ってるよ」
パチパチパチパチ
何故かそこへ近衛兵が前に出た。
近衛兵「…」
敬礼
パチパチパチパチ
モーム「何だ。近衛兵はっ!どこまで無口なんじゃろか!おっといかんいかん。それでは今夜の主役、サニア様。ご挨拶を」
サニア「皆さんありがとう。私がこうしていられるのも全て皆さんのおかげです。ありがとう。私が国王と結婚し、この城で暮らすことになってから本当にいろいろなことがありました。ピエトロ王子が生まれたこと、氷の魔王との戦い、嬉しいこと、悲しいこと、いろいろなことが…そしてこの先もいろいろなことがあるでしょう。けれど、どんなことがあっても私は笑顔を忘れないでしょう。なぜなら……パウロ国王にピエトロ王子、そしてお城の皆さんがいるからです」(良いお言葉)
ピエトロとパウロが笑顔になる。
サニア「だから私は、とても幸せです。これからもずっと」
パチパチパチパチ
モーム「…それでは、サニア様のお目覚めを祝ってここで再び乾杯を…」
突然、外からヒューヒュードンドンと、爆発の音がする。窓の外を見るピエトロとサニア。
ピエトロ「あ、あれ…違うよ!爆弾なんかじゃないよ!あれは…!」
画面は城を映し、そこには多くの花火が打ち上げられていた。その花火の形は…ガミガミ魔王!?
ナレーター「こうしてピエトロ王子の冒険は終わりました。これからピエトロ王子は立派な王様になるのです…(略)それはまた別の機会にお話しましょう」
(スタッフロールと共に主題歌である「ピエトロの旅立ち」がボーカル入りで流れだし、ピエトロ達の様子が出てくるのだが…それはご自分の目で確かめて下さいまし~ナルシア、カワイイ!!)
完
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「『ポポロクロイス物語』 プレイ日記リスト」
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