ナイトガンダム物語シリーズ
RPG
トーセが開発
バンダイから発売
1992年10月23日発売
あらすじ
ザビロニア暦 7年 4月
ザビロニアという国の『ザクエス』というものが
ブリティスの王子『クラウンナイト』を探して『ベルファスト村』にやってきたという。
知らないという村人を
ザクエス「本当の事を言わないとこうだ」
と突き飛ばした。
その頃、家の中で『ミハル』がザビロニアの物語がやってきたと伝えると
『アントニオ』という男がジムの姿をした子供に
『ヴァトラスソード』という剣を見せる。
子供「わあー 凄い 剣だね」
アントニオ「この剣こそ ヴァトラスソード
ブリティス王家の 証…」
子供「ブリティス王家の 証?」
アントニオ「さよう… この剣の 所有者は
今は亡き キングガンダム様の ご子息の
クラウンナイト様… 即ち
ボウズ お前なのだ」
子供「えーっ!」
ミハル「坊やが クラウン様 なの…」
アントニオ「さあこの剣を 手に取るのだ
お前の 失われた 記憶も 蘇ろうぞ」
子供「何だか 怖いな…」
子供がヴァトラスソードを手に取ると
子供「うおーっ! こっこれは…
僕は ブリティスの 王子 クラウンナイトだ
ミハルさん ザビロニアの奴らだはどこに?」
ミハル「多分 私の家の 前だと
思うんだけど… どうする気なの」
子供「僕が 追い払うのさ」
ミハル「そんな 無茶よ」
アントニオ「よくぞ言われました… あなたの
これからの道は その剣が 導いて
暮れるでしょう さあ お行きなさい」
子供「ありがとう 行ってくるよ」
家に出る子供
ザクエス「何だ お前は」
スミス「坊や 危ないから 下がってなさい」
子供「あんたの 探している 者さ」
ザクエス「お前が クラウンナイトだと?
ハッ 小僧 笑わせるな」
子供「ならば この剣を 見よ!」
子供が剣を掲げる。
ザクエス「そっそれは ヴァトラスソード? まさか…」
スミス「うわーっ」
ザクエス「ひ・光が…」
するとジムであった子供が『クラウンナイト』に姿を変える
スミス「おお・」
クラウンナイト「その目で しかとみよ
我こそは クラウンナイト」
ザクエス「ゲェー こっこれは 一体!」
オート戦闘
ザクエスは混乱していて自傷行為にひた走り、撃退
ザクエス「クラウンよ この勝負は お預けだ」
逃走する『ザクエス』
クラウンナイト「我は 誓う この
ヴァトラスソードに かけて ザビロニア帝国を
倒し ブリティス王国を 再興する事を…」
スダ・ドアカ・ワールドにある ブリティス王国が
ザビロニア帝国の 魔の手によって
滅亡してから 7年の 月日が 流れていた。
『ザクエス』が 『ベルファスト村』を襲った事により
自分の生い立ちを知った『クラウンナイト』は
ブリティス王国 再興の為に
今…旅立つ…
本作での追加点
『名声値』:敵を倒したり、襲われている住人を助けたりすると上昇。
逆に敵から逃げたり、襲われている住人を見捨てると下降。
効果としては、値によってイベントがあったり、鍛冶など料金などが異なるとの事
『時間』:昼、夜と繰り返す。
町で人の会話が変化する。
他のRPGの多くはダンジョン内で時間が経過しないが本作では変わる。
(町は変わらない)
『日付、年表』:現在の日付があり
イベント等で年表が書き加えられる際、その時の日付が書き加えられる。
昼夜での行動や宿屋で休んでも1日経過する。
『リーダー』:パーティはリーダーがいてこれを中心にして動く。
リーダーのみマニュアルで動かせる。
他のメンバーはマニュアルかオートか変更可能。
リーダーは変更不可。
リーダーが『死亡』『気絶』『混乱』『痺れ』などの状態になると
他メンバーは戦闘時、独自行動を行う。
独自と言っても回復してくれたりするんだけど…
2から変更点
・ゲーム中「カードダス」の廃止
1&2はゲーム中、村や町などでカードダス機があり
お金を使う事で購入し、
町の住人と対戦する事が出来たが本作では廃止。
代わりに本作ではタイトル画面でCPU対戦と2P対戦が可能。
このモードを選ぶとカードを引きそれでゲームに開始となる。
・『力』『技』『魔法』の3すくみを廃止
前作では色で分けられていたこの要素だが、無くなった。
・『MP』は『メンタルポイント』と称し
魔法の使用や『気合』の使用などで消費したり
敵からの『MP』ダメージ攻撃などによって
0になると『気絶』する。敵も敵のボスも含む。
MP回復アイテムにより復帰可能。
例、『きつけ薬』『ぶどう酒』『メガウォーター』など
・『ミディ』『ガン』『ファン』『バズ』などの系統魔法の廃止
過去作ではレベルと共に習得したが本作では町で購入する形となる。
習得魔法例『フレア』『アイス』『ヒール』など…
・装備は
前作だと『武器』『鎧』『兜』『盾』『飾り』など5種あったが
本作『武器』と『鎧』の2種類のみ(キャラによって盾もあり)
・武器防具は
『購入制』から鍛冶屋で鍛えるという『強化制』に変更
その際、お金と共に『ガンダリウム』という鉱物アイテムが必要
『ガンダリウム』は主にダンジョン内の宝箱にある。
・アイテムは
前作だと全員共通のアイテム覧であったが
本作は個別であり、同一アイテムだと1つの項目で3個まで持てる。1人6項目
例、『薬草3/3』『薬草2/3』『毒消し3/3』
『毒消し1/3』『きつけ薬3/3』『きつけ薬2/3』
という形である。
という事で1人につき最大で18個持てる事になる。
・『保険』
前作では
保険未加入だと全滅時データからの再開となり
保険加入だと全滅時所持金半額で町からの復帰であった。
本作では
保険未加入だと町からのスタートであるが名声値が下がるが
保険加入すると『名声値』は下がらない。(所持金は半額)
・敵にやられると『気絶』状態になり
町のお店で注射をしてもらうかアイテムや魔法で復帰する。
・『バックアタック』
前作では順番が最後尾から入れ替わっていただけだったが
本作ではその上、混乱の状態異常が加わる事もある。
混乱は『MP』回復薬で回復する。
・『きつけ薬』
前作では『混乱』『眠り』『混乱』などの状態上の回復だったが
本作では『混乱』回復+MP10回復
・レベルアップ時
前作まではHP、MP全回復であったが
本作では現状を維持。
フィールド上のコマンドついて
・コマンドにある『キャンプ』は
前作ではHP全回復であったが
本作ではHPとMPが全回復であるが
『キャンプ道具』という消耗品アイテムが必要となった。
戦闘中のコマンドについて
・『気合』:MP(メンタルポイント)を消費して会心の一撃を繰り出す。
MPが0になる状態でも使用可能。
但し、0になったら当然、気絶。
・『命令』:リーダー以外のキャラのコマンドをどうするか決める。
『おまかせを!(オート)』
『ごめいれいを!(マニュアル)』の変更
・『隊列』:戦闘の順番を変更する。
但し任意に設定できるわけではなく
バックアタック時「1~6番目」→「6~1番目」に変更する。
通常時には選択不可
・『身構える』:防御
・『守る』:リーダー以外のキャラがリーダーの身代わりとなって防御行動を行う。
※当然、リーダー自身にこのコマンドは出ない。
・『名乗る』:キャラが戦闘中名乗る。
敵が優先的に攻撃するという囮行動である。
※リーダーにはこのコマンドは表示されない。
点数は35点
良い点
・年表によりゲーム内タイムアタック可能
悪い点
・変更点多すぎ
・ゲーム中カードダス廃止
・パーティ分割時強制セーブ
・魔法使用キャラ少なすぎ
・名声値
良い点の解説
・年表によりゲーム内タイムアタック可能
町以外の大体の場所では時間が経過する。
それで日付が経過していくので
いかにゲーム内の短い時間で攻略できるかを競う事が出来る。
※プレイ時間の短さではない。
悪い点の解説
・変更点が多すぎる。
シリーズものなのにここまで変更などが多いってのはなぁ…
マンネリ打破とか最良の形を模索しているとでも言えば聞こえがいいが
ここまで前作と異なって来ると『迷走』というほかない。
特にやってはいけないのが
魔法の系統名の変更。
ドラクエで言う
『ホイミ』『メラ』を
次作品で
『ヒール』『ファイヤー』にするレベルやで…
何でこんな事すんねん!!
『ミディ』『ガン』『ファン』『バズ』とか
原作を理解しているから面白いやんけ!
え?ガンダム劇中を見ていない一般層に向けて?
シリーズ3作品目で一般もクソあるかッ!
このようなシリーズの違いを正確に理解している人がいたら
それだけで「ファミコン ナイトガンダムマニア」が成立するわ。
・ゲーム中カードダス廃止
シリーズお馴染みと言える要素だったのに
タイトル画面で選ぶだけという別物扱い。
前作までは一応ゲーム内の展開として絡めていたのに
本作は完全に独立している。
このモードを選んだ直後、カードを数枚引いて対戦。
と言ってもカードを選んだら後はオートだからね。
結果を見るだけ。
前作までもそうだったけど、その勝敗によってアイテムもらえたりしたけど
本作は独立してしまっているが故に何も面白くない。
2P対戦つっても、
カードをランダムで引いて、
それからカードのポイントによってのお助けカードを入手して対戦。
対戦開始すると完全オートで試合結果を見ているだけ
プレイヤーが介入できる要素が乏しくカードを引く運を競うだけのものでしかなく
1~2回もやればお腹一杯だろう。
ハッキリ言って、
「『カードダス』。こんな形にしてまで態々入れる必要あったのか?」
「この容量、他に回せばよかったんちゃう?」
と思ってしまった。
・パーティ分割時強制セーブ&以後変更不可
1パーティ最大6人までとなる。
ゲーム中、キャラ達はそれ以上に増えるがイベントによりパーティが分割する事になる。
『クラウンナイト』と『フォーミュラ』がリーダーである事が確定し
その他はパーティ人数の規定はあるがキャラは任意で選べる。
だが、その際、キャラの状態、キャラの所持している持ち物などの確認は行えず
当然、渡すなどのやり取りも出来ない。
キャラを選んだら即座に強制セーブが入り、
キャラの入れ替えなどは以後、次の変更イベントが発生するまで
プレイヤーが任意で入れ替える事は出来ない。
その上、このゲーム。
ゲームデータが1つのみという仕様であるため
複数のデータをソフト内コピーしてやり取りって事が出来ない。
武器を強化しようと温存していた『ガンダリウム』を配置ミスで
別パーティが全員所持していて
現パーティは未所持なんて詰みかねない状況にも陥るのだ。
(『ガンダリウム』主にダンジョン内のアイテムであり、
自力で増やしたり購入したりする事が出来ない)
・魔法使用キャラ少なすぎ
町のショップには大抵、魔法屋が存在する。
けど、騎士キャラは魔法を使用する事が出来ない。
出来るのは僧侶系キャラのみ…
何でこんな脳筋ばかりのキャラにしたんだろ?
せめて弱い魔法ぐらい使わせ―や。
・名声値
本作に入れられた新システムである。
数値によって鍛冶や復活の料金が異なるとの事。
だけどそれだけの為に
敵を倒していると増えるのだが敵から逃げると勝手に下がっているという
逃げ行動を実質阻む仕様。雑魚などからは逃げたいねん!
その割にエンカウント率低下アイテムはなし
ウゼェ…
町の住人もその町時点での名声値によって台詞が異なるようなのだが
そのパターンは多くはなく、新しい町で同じセリフを見るハメになる。
名声値が高くしているからと言って
住人がアイテムをくれたりするというようなメリットもない。
名声値によってイベントが異なると言っても
それをプレイヤーが高い低いを判断できる要因もない。
高かったらどんなイベントなのか?
低かったらどんなイベントなのか?
分からん…
態々入れるほどものだったのか?
個人的な不満としてはキャラが多すぎ。
そして魔法使えない騎士系キャラが大半だから
原作未読の髭人は誰が誰だかわかり辛い。
カードダスとかマンガなどを見た方からすれば余裕なのかもしれないが
本作が初見となると殆ど個性を感じないのだ。
そして1と2とでは舞台が違う上に続投キャラもいないので凄い寂しく感じたな。
人間キャラは前作と比較すると多数出演するがキャラとしては使えないのが残念。
ゲームプレイしていると…
『ガンダリウム』の数が限られているので
防具重視にすると火力がきつくなりがち…
だから、髭人は武器重視にしていた。
そうなると序盤加入キャラは防具が序盤の状態のまま進むので
被ダメージが必然的に大きい。
このゲームレベルアップしても素体の攻撃力、防御力あんまり上がらないし…
まぁ…
当然、火力だけは高いので敵を倒すのは実にスムーズ。
だから序盤加入キャラは必然的に後衛にしがちなんだけど
それを阻むのが『バックアタック』
しかも『バックアタック』やられるとセットで来るのが『不意打ち』やねん。
敵4人で紙装甲キャラを狙われると即座にあの世行きですわ。
だから最後尾には守備力3~4位ぐらいのを『バックアタック』対策で置いておいた。
『バックアタック』と共に気を付けなければならないのが『味方』である。
シリーズ通じて気を付けるべきという混乱時の味方攻撃である。
『バックアタック』とセットでかかる事もあるのだ。
ダメージがかなり大きく、
「今日の友は明日の敵」
という所である。
ったく…
何で後ろから敵に遭遇したぐらいで錯乱して味方を攻撃すんねん。
狂っとるのか?お前らは!!
王国奪還じゃなくて病院で即刻、入院しとれ!!
小技
・1日分、時間を得する。
宿屋に泊まらずにセーブする事が出来る。
それを利用した時間お得技だ。
このゲームは仕様として
『データ再開時が昼からと決まっている』
『日付の経過は夜明け』
という事なので分かりやすく言うと
1月1日(昼)にプレイ再開し
次の夜明けが来るまでは1月1日なのだ。
夜の間にセーブをしてリセットを押して再開すると
1月1日(昼)から再び始められる。
このゲーム、歩きが速い為か時間の経過が早く感じる事が多いが
いかにゲーム内時間で1日も早くクリアするか挑戦している人には必須テクニック。
必然的にキャンプすると1日が経過してしまうので
このテクニックを利用する場合は『キャンプ用具』はとっとと売ったほうが正解である。
ここからがネタバレ
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まぁ…
お話は別に良いんだけどシステムによって評価を下げられたゲームだわな。
何やねん。
ダンジョン途中にイベントで
「一方その頃」
みたいな感じで別パーティに移行。
これで強制セーブだからね。
当然、また最初のパーティに戻るとダンジョン内…
戻れないっていうプレッシャーはなかなかキツイもんですぜ。
あれだけダンジョン内で探し回るのが面倒だった『ガンダリウム』だけど
クライマックス当たり
人「『ガンダリウム』の鉱山が見つかった!」
いうて言ってみるとタダで取り放題!
ブドウ狩りかッ!!
「今までの苦労何だったん?」
という気になった。
少なくとも希少なものとして
1個金貨10000ぐらいで販売で良かったんじゃないかな?
ストーリーとしては
不老不死の『聖杯』を求めた『グレートデギン』という『ザビロニア』の親玉と
戦う事になる。
で、倒したら
主人公「聖杯なんてあるから争いが起きる。人の手のどこかない所に捨てよう」
他「異議なし」
そう言って空飛ぶ気球みたいな乗り物から海へ聖杯をポイ。
海中に沈みゆく聖杯を眺めながらスタッフロール。
それで、年表が出て来て停止。
髭人「はぁ!?
これだけかぁ!?」
キャラのその後とか一切なし。
年表の所にはクリア時のゲーム内時間に応じて評価が変わるが
「ナイト・クラス」「キング・クラス」「ゴッド・クラス」の3段階との事。
だが、その部分の表記が違うというだけである。
髭人は日数経過を何とか抑えて「ゴッドクラス」を取得したが…
「おめでとう!」というメッセージすらない。
「円卓の騎士」というマンガ原作あったとはいえ
あまりにもエンディングがお粗末じゃないかい?
ファミコンという限られた容量の中で10人以上のキャラを入れ替えるってなりゃ
物を薄めざるを得ないのは分かるけどねぇ…
タイトル画面の「カードダス」での対決なんて
「ナイトガンダム物語シリーズだから…」
って事で無理矢理付けた物にしか過ぎない。
スタッフの苦労は「どうするか~」って苦心していたのは伺えるが…
結果はこうなってしまったもんな。
このゲームの髭人の最終判断としては…
聖杯を投げ捨てて
年表が出るってだけのエンディングのように
「海に放り投げられろ!」
という程…酷いゲームではない。
う~む…
こき下ろせるようなゲームじゃないとレビューに困るなぁ…
そうだな…
ファミコンの良ゲー年表があるとすれば
それに記載されるほどの作品ではないことは確かである。
微妙なオチだな…
髭人こそが真っ先に海に投げられた方がいいのかもしれません…
ゴボゴボゴボゴボ…
終劇。
RPG
トーセが開発
バンダイから発売
1992年10月23日発売
あらすじ
ザビロニア暦 7年 4月
ザビロニアという国の『ザクエス』というものが
ブリティスの王子『クラウンナイト』を探して『ベルファスト村』にやってきたという。
知らないという村人を
ザクエス「本当の事を言わないとこうだ」
と突き飛ばした。
その頃、家の中で『ミハル』がザビロニアの物語がやってきたと伝えると
『アントニオ』という男がジムの姿をした子供に
『ヴァトラスソード』という剣を見せる。
子供「わあー 凄い 剣だね」
アントニオ「この剣こそ ヴァトラスソード
ブリティス王家の 証…」
子供「ブリティス王家の 証?」
アントニオ「さよう… この剣の 所有者は
今は亡き キングガンダム様の ご子息の
クラウンナイト様… 即ち
ボウズ お前なのだ」
子供「えーっ!」
ミハル「坊やが クラウン様 なの…」
アントニオ「さあこの剣を 手に取るのだ
お前の 失われた 記憶も 蘇ろうぞ」
子供「何だか 怖いな…」
子供がヴァトラスソードを手に取ると
子供「うおーっ! こっこれは…
僕は ブリティスの 王子 クラウンナイトだ
ミハルさん ザビロニアの奴らだはどこに?」
ミハル「多分 私の家の 前だと
思うんだけど… どうする気なの」
子供「僕が 追い払うのさ」
ミハル「そんな 無茶よ」
アントニオ「よくぞ言われました… あなたの
これからの道は その剣が 導いて
暮れるでしょう さあ お行きなさい」
子供「ありがとう 行ってくるよ」
家に出る子供
ザクエス「何だ お前は」
スミス「坊や 危ないから 下がってなさい」
子供「あんたの 探している 者さ」
ザクエス「お前が クラウンナイトだと?
ハッ 小僧 笑わせるな」
子供「ならば この剣を 見よ!」
子供が剣を掲げる。
ザクエス「そっそれは ヴァトラスソード? まさか…」
スミス「うわーっ」
ザクエス「ひ・光が…」
するとジムであった子供が『クラウンナイト』に姿を変える
スミス「おお・」
クラウンナイト「その目で しかとみよ
我こそは クラウンナイト」
ザクエス「ゲェー こっこれは 一体!」
オート戦闘
ザクエスは混乱していて自傷行為にひた走り、撃退
ザクエス「クラウンよ この勝負は お預けだ」
逃走する『ザクエス』
クラウンナイト「我は 誓う この
ヴァトラスソードに かけて ザビロニア帝国を
倒し ブリティス王国を 再興する事を…」
スダ・ドアカ・ワールドにある ブリティス王国が
ザビロニア帝国の 魔の手によって
滅亡してから 7年の 月日が 流れていた。
『ザクエス』が 『ベルファスト村』を襲った事により
自分の生い立ちを知った『クラウンナイト』は
ブリティス王国 再興の為に
今…旅立つ…
本作での追加点
『名声値』:敵を倒したり、襲われている住人を助けたりすると上昇。
逆に敵から逃げたり、襲われている住人を見捨てると下降。
効果としては、値によってイベントがあったり、鍛冶など料金などが異なるとの事
『時間』:昼、夜と繰り返す。
町で人の会話が変化する。
他のRPGの多くはダンジョン内で時間が経過しないが本作では変わる。
(町は変わらない)
『日付、年表』:現在の日付があり
イベント等で年表が書き加えられる際、その時の日付が書き加えられる。
昼夜での行動や宿屋で休んでも1日経過する。
『リーダー』:パーティはリーダーがいてこれを中心にして動く。
リーダーのみマニュアルで動かせる。
他のメンバーはマニュアルかオートか変更可能。
リーダーは変更不可。
リーダーが『死亡』『気絶』『混乱』『痺れ』などの状態になると
他メンバーは戦闘時、独自行動を行う。
独自と言っても回復してくれたりするんだけど…
2から変更点
・ゲーム中「カードダス」の廃止
1&2はゲーム中、村や町などでカードダス機があり
お金を使う事で購入し、
町の住人と対戦する事が出来たが本作では廃止。
代わりに本作ではタイトル画面でCPU対戦と2P対戦が可能。
このモードを選ぶとカードを引きそれでゲームに開始となる。
・『力』『技』『魔法』の3すくみを廃止
前作では色で分けられていたこの要素だが、無くなった。
・『MP』は『メンタルポイント』と称し
魔法の使用や『気合』の使用などで消費したり
敵からの『MP』ダメージ攻撃などによって
0になると『気絶』する。敵も敵のボスも含む。
MP回復アイテムにより復帰可能。
例、『きつけ薬』『ぶどう酒』『メガウォーター』など
・『ミディ』『ガン』『ファン』『バズ』などの系統魔法の廃止
過去作ではレベルと共に習得したが本作では町で購入する形となる。
習得魔法例『フレア』『アイス』『ヒール』など…
・装備は
前作だと『武器』『鎧』『兜』『盾』『飾り』など5種あったが
本作『武器』と『鎧』の2種類のみ(キャラによって盾もあり)
・武器防具は
『購入制』から鍛冶屋で鍛えるという『強化制』に変更
その際、お金と共に『ガンダリウム』という鉱物アイテムが必要
『ガンダリウム』は主にダンジョン内の宝箱にある。
・アイテムは
前作だと全員共通のアイテム覧であったが
本作は個別であり、同一アイテムだと1つの項目で3個まで持てる。1人6項目
例、『薬草3/3』『薬草2/3』『毒消し3/3』
『毒消し1/3』『きつけ薬3/3』『きつけ薬2/3』
という形である。
という事で1人につき最大で18個持てる事になる。
・『保険』
前作では
保険未加入だと全滅時データからの再開となり
保険加入だと全滅時所持金半額で町からの復帰であった。
本作では
保険未加入だと町からのスタートであるが名声値が下がるが
保険加入すると『名声値』は下がらない。(所持金は半額)
・敵にやられると『気絶』状態になり
町のお店で注射をしてもらうかアイテムや魔法で復帰する。
・『バックアタック』
前作では順番が最後尾から入れ替わっていただけだったが
本作ではその上、混乱の状態異常が加わる事もある。
混乱は『MP』回復薬で回復する。
・『きつけ薬』
前作では『混乱』『眠り』『混乱』などの状態上の回復だったが
本作では『混乱』回復+MP10回復
・レベルアップ時
前作まではHP、MP全回復であったが
本作では現状を維持。
フィールド上のコマンドついて
・コマンドにある『キャンプ』は
前作ではHP全回復であったが
本作ではHPとMPが全回復であるが
『キャンプ道具』という消耗品アイテムが必要となった。
戦闘中のコマンドについて
・『気合』:MP(メンタルポイント)を消費して会心の一撃を繰り出す。
MPが0になる状態でも使用可能。
但し、0になったら当然、気絶。
・『命令』:リーダー以外のキャラのコマンドをどうするか決める。
『おまかせを!(オート)』
『ごめいれいを!(マニュアル)』の変更
・『隊列』:戦闘の順番を変更する。
但し任意に設定できるわけではなく
バックアタック時「1~6番目」→「6~1番目」に変更する。
通常時には選択不可
・『身構える』:防御
・『守る』:リーダー以外のキャラがリーダーの身代わりとなって防御行動を行う。
※当然、リーダー自身にこのコマンドは出ない。
・『名乗る』:キャラが戦闘中名乗る。
敵が優先的に攻撃するという囮行動である。
※リーダーにはこのコマンドは表示されない。
点数は35点
良い点
・年表によりゲーム内タイムアタック可能
悪い点
・変更点多すぎ
・ゲーム中カードダス廃止
・パーティ分割時強制セーブ
・魔法使用キャラ少なすぎ
・名声値
良い点の解説
・年表によりゲーム内タイムアタック可能
町以外の大体の場所では時間が経過する。
それで日付が経過していくので
いかにゲーム内の短い時間で攻略できるかを競う事が出来る。
※プレイ時間の短さではない。
悪い点の解説
・変更点が多すぎる。
シリーズものなのにここまで変更などが多いってのはなぁ…
マンネリ打破とか最良の形を模索しているとでも言えば聞こえがいいが
ここまで前作と異なって来ると『迷走』というほかない。
特にやってはいけないのが
魔法の系統名の変更。
ドラクエで言う
『ホイミ』『メラ』を
次作品で
『ヒール』『ファイヤー』にするレベルやで…
何でこんな事すんねん!!
『ミディ』『ガン』『ファン』『バズ』とか
原作を理解しているから面白いやんけ!
え?ガンダム劇中を見ていない一般層に向けて?
シリーズ3作品目で一般もクソあるかッ!
このようなシリーズの違いを正確に理解している人がいたら
それだけで「ファミコン ナイトガンダムマニア」が成立するわ。
・ゲーム中カードダス廃止
シリーズお馴染みと言える要素だったのに
タイトル画面で選ぶだけという別物扱い。
前作までは一応ゲーム内の展開として絡めていたのに
本作は完全に独立している。
このモードを選んだ直後、カードを数枚引いて対戦。
と言ってもカードを選んだら後はオートだからね。
結果を見るだけ。
前作までもそうだったけど、その勝敗によってアイテムもらえたりしたけど
本作は独立してしまっているが故に何も面白くない。
2P対戦つっても、
カードをランダムで引いて、
それからカードのポイントによってのお助けカードを入手して対戦。
対戦開始すると完全オートで試合結果を見ているだけ
プレイヤーが介入できる要素が乏しくカードを引く運を競うだけのものでしかなく
1~2回もやればお腹一杯だろう。
ハッキリ言って、
「『カードダス』。こんな形にしてまで態々入れる必要あったのか?」
「この容量、他に回せばよかったんちゃう?」
と思ってしまった。
・パーティ分割時強制セーブ&以後変更不可
1パーティ最大6人までとなる。
ゲーム中、キャラ達はそれ以上に増えるがイベントによりパーティが分割する事になる。
『クラウンナイト』と『フォーミュラ』がリーダーである事が確定し
その他はパーティ人数の規定はあるがキャラは任意で選べる。
だが、その際、キャラの状態、キャラの所持している持ち物などの確認は行えず
当然、渡すなどのやり取りも出来ない。
キャラを選んだら即座に強制セーブが入り、
キャラの入れ替えなどは以後、次の変更イベントが発生するまで
プレイヤーが任意で入れ替える事は出来ない。
その上、このゲーム。
ゲームデータが1つのみという仕様であるため
複数のデータをソフト内コピーしてやり取りって事が出来ない。
武器を強化しようと温存していた『ガンダリウム』を配置ミスで
別パーティが全員所持していて
現パーティは未所持なんて詰みかねない状況にも陥るのだ。
(『ガンダリウム』主にダンジョン内のアイテムであり、
自力で増やしたり購入したりする事が出来ない)
・魔法使用キャラ少なすぎ
町のショップには大抵、魔法屋が存在する。
けど、騎士キャラは魔法を使用する事が出来ない。
出来るのは僧侶系キャラのみ…
何でこんな脳筋ばかりのキャラにしたんだろ?
せめて弱い魔法ぐらい使わせ―や。
・名声値
本作に入れられた新システムである。
数値によって鍛冶や復活の料金が異なるとの事。
だけどそれだけの為に
敵を倒していると増えるのだが敵から逃げると勝手に下がっているという
逃げ行動を実質阻む仕様。雑魚などからは逃げたいねん!
その割にエンカウント率低下アイテムはなし
ウゼェ…
町の住人もその町時点での名声値によって台詞が異なるようなのだが
そのパターンは多くはなく、新しい町で同じセリフを見るハメになる。
名声値が高くしているからと言って
住人がアイテムをくれたりするというようなメリットもない。
名声値によってイベントが異なると言っても
それをプレイヤーが高い低いを判断できる要因もない。
高かったらどんなイベントなのか?
低かったらどんなイベントなのか?
分からん…
態々入れるほどものだったのか?
個人的な不満としてはキャラが多すぎ。
そして魔法使えない騎士系キャラが大半だから
原作未読の髭人は誰が誰だかわかり辛い。
カードダスとかマンガなどを見た方からすれば余裕なのかもしれないが
本作が初見となると殆ど個性を感じないのだ。
そして1と2とでは舞台が違う上に続投キャラもいないので凄い寂しく感じたな。
人間キャラは前作と比較すると多数出演するがキャラとしては使えないのが残念。
ゲームプレイしていると…
『ガンダリウム』の数が限られているので
防具重視にすると火力がきつくなりがち…
だから、髭人は武器重視にしていた。
そうなると序盤加入キャラは防具が序盤の状態のまま進むので
被ダメージが必然的に大きい。
このゲームレベルアップしても素体の攻撃力、防御力あんまり上がらないし…
まぁ…
当然、火力だけは高いので敵を倒すのは実にスムーズ。
だから序盤加入キャラは必然的に後衛にしがちなんだけど
それを阻むのが『バックアタック』
しかも『バックアタック』やられるとセットで来るのが『不意打ち』やねん。
敵4人で紙装甲キャラを狙われると即座にあの世行きですわ。
だから最後尾には守備力3~4位ぐらいのを『バックアタック』対策で置いておいた。
『バックアタック』と共に気を付けなければならないのが『味方』である。
シリーズ通じて気を付けるべきという混乱時の味方攻撃である。
『バックアタック』とセットでかかる事もあるのだ。
ダメージがかなり大きく、
「今日の友は明日の敵」
という所である。
ったく…
何で後ろから敵に遭遇したぐらいで錯乱して味方を攻撃すんねん。
狂っとるのか?お前らは!!
王国奪還じゃなくて病院で即刻、入院しとれ!!
小技
・1日分、時間を得する。
宿屋に泊まらずにセーブする事が出来る。
それを利用した時間お得技だ。
このゲームは仕様として
『データ再開時が昼からと決まっている』
『日付の経過は夜明け』
という事なので分かりやすく言うと
1月1日(昼)にプレイ再開し
次の夜明けが来るまでは1月1日なのだ。
夜の間にセーブをしてリセットを押して再開すると
1月1日(昼)から再び始められる。
このゲーム、歩きが速い為か時間の経過が早く感じる事が多いが
いかにゲーム内時間で1日も早くクリアするか挑戦している人には必須テクニック。
必然的にキャンプすると1日が経過してしまうので
このテクニックを利用する場合は『キャンプ用具』はとっとと売ったほうが正解である。
ここからがネタバレ
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まぁ…
お話は別に良いんだけどシステムによって評価を下げられたゲームだわな。
何やねん。
ダンジョン途中にイベントで
「一方その頃」
みたいな感じで別パーティに移行。
これで強制セーブだからね。
当然、また最初のパーティに戻るとダンジョン内…
戻れないっていうプレッシャーはなかなかキツイもんですぜ。
あれだけダンジョン内で探し回るのが面倒だった『ガンダリウム』だけど
クライマックス当たり
人「『ガンダリウム』の鉱山が見つかった!」
いうて言ってみるとタダで取り放題!
ブドウ狩りかッ!!
「今までの苦労何だったん?」
という気になった。
少なくとも希少なものとして
1個金貨10000ぐらいで販売で良かったんじゃないかな?
ストーリーとしては
不老不死の『聖杯』を求めた『グレートデギン』という『ザビロニア』の親玉と
戦う事になる。
で、倒したら
主人公「聖杯なんてあるから争いが起きる。人の手のどこかない所に捨てよう」
他「異議なし」
そう言って空飛ぶ気球みたいな乗り物から海へ聖杯をポイ。
海中に沈みゆく聖杯を眺めながらスタッフロール。
それで、年表が出て来て停止。
髭人「はぁ!?
これだけかぁ!?」
キャラのその後とか一切なし。
年表の所にはクリア時のゲーム内時間に応じて評価が変わるが
「ナイト・クラス」「キング・クラス」「ゴッド・クラス」の3段階との事。
だが、その部分の表記が違うというだけである。
髭人は日数経過を何とか抑えて「ゴッドクラス」を取得したが…
「おめでとう!」というメッセージすらない。
「円卓の騎士」というマンガ原作あったとはいえ
あまりにもエンディングがお粗末じゃないかい?
ファミコンという限られた容量の中で10人以上のキャラを入れ替えるってなりゃ
物を薄めざるを得ないのは分かるけどねぇ…
タイトル画面の「カードダス」での対決なんて
「ナイトガンダム物語シリーズだから…」
って事で無理矢理付けた物にしか過ぎない。
スタッフの苦労は「どうするか~」って苦心していたのは伺えるが…
結果はこうなってしまったもんな。
このゲームの髭人の最終判断としては…
聖杯を投げ捨てて
年表が出るってだけのエンディングのように
「海に放り投げられろ!」
という程…酷いゲームではない。
う~む…
こき下ろせるようなゲームじゃないとレビューに困るなぁ…
そうだな…
ファミコンの良ゲー年表があるとすれば
それに記載されるほどの作品ではないことは確かである。
微妙なオチだな…
髭人こそが真っ先に海に投げられた方がいいのかもしれません…
ゴボゴボゴボゴボ…
終劇。
どのシリーズも楽しめました。ガンダム好きだしそもそも宇宙世紀シリーズしか楽しめなかったので収録内容はちょうど良かったです。
コメントさんきゅ~です。
各シリーズ、楽しめたのであればそれはいい事です。
私は、それほど楽しめませんでしたが
所詮一個人の感想にしか過ぎませんから。
ゲームである以上は1人でも多くの人が楽しめるに越したことはありません。