何10年も完全無農薬で
我が家の家庭菜園は、何10年も完全無農薬を続けています。
畑地はいつも近くの農家からの借地ですが、地主が高齢で遺産相続や宅地転用で三度も移転しています。新しい畑で土壌づくりには、時間がかかります。
我が家の家庭菜園は、何10年も完全無農薬を続けています。
畑地はいつも近くの農家からの借地ですが、地主が高齢で遺産相続や宅地転用で三度も移転しています。新しい畑で土壌づくりには、時間がかかります。
周辺は基本的に殆どが住宅地で、その中に農園や駐車場が散らばり5~10分足らず歩けば幾つものスーパーがある環境です。さらに数分歩けば、JR高崎線の駅もあります。
本来、highdy も紫陽花も食品の成分(特に添加物など)や衛生管理には2人ともうるさい方で、できるだけ安全な野菜を可能な限り自給自足することを目指したものです。
本来、highdy も紫陽花も食品の成分(特に添加物など)や衛生管理には2人ともうるさい方で、できるだけ安全な野菜を可能な限り自給自足することを目指したものです。
シャーレに培養した菌の状態を観察したり、生菌数をカウントした経験者ですから、これは「豚だから生菌数が・・・、これはサルモネラ菌の恐れが・・・」と日常会話に出るほどです。
以前にも何処かに書きましたが、例えば、魚の食べ方として、新鮮なら刺身、以下鮮度が落ちるごとに酢の物 → 煮魚 → 焼き魚など、生菌を殺したり、熱によるタンパク変性、塩によるタンパク繊維の引き締めにより安全性を高め、食感を改善して食べます。となると、当然野菜にもいろいろな安全性を求めたくなります。その結果、80歳に近い高齢となったいまでも健康で、食べ物では病気になった経験のない生活をしています。
ペイント 3Dのマジック選択を利用して背景透過
大切な土壌つくり
完全無農薬で美味しい野菜を作るためには、土壌の改良が大変で5~10年かかります。牛糞と鶏糞の使い分けを知ることも非常に重要なポイントですので、先ずは大きな特徴を知っておきましょう。
完全無農薬で美味しい野菜を作るためには、土壌の改良が大変で5~10年かかります。牛糞と鶏糞の使い分けを知ることも非常に重要なポイントですので、先ずは大きな特徴を知っておきましょう。
① 牛糞たい肥(土壌改良剤)
市販されている牛糞は、オガクズ、樹皮、もみ殻を混ぜて何日も発酵させて作ったものです。 価格は手間がかかるので、鶏糞より高いですが、 肥料効果は殆どありません。
要は植物が育ちやすい酸素や水が通りやすいふかふかの寝床(土壌)をつくるのが目的の土壌改良剤です。野菜の種類により、水はけの良い場所を好むもの、保水性の良い粘土質を好むものなど様々なので、それぞれに対応した土づくりが必要です。
② 鶏糞(肥料)
市販されて鶏糞は、殆どが発酵鶏糞です。発酵させることであの強烈な嫌な臭いが大いに軽減され、取り扱いも簡単になるためです。 価格は、牛糞に比べて大きな肥料効果がある割には安いです。
そして包装袋の表記に注目してください。肥料なので牛糞と異なり肥料成分が明記されています。
中学校の授業を思い出してください。植物の葉・実・茎に対応した、窒素・リン酸・カリの混合%が4:4:2などのように表示されています。
有機肥料(牛糞・鶏糞・昔は人糞もありましたが・・・)の場合は、化成肥料のような即効性はありませんが、極めて安全で地力を長く保つことができます。万能の高度化成肥料の場合では、14-14-14といった表記も見られます。土壌が良いと、病気になりにくい強い野菜ができます。
有機肥料(牛糞・鶏糞・昔は人糞もありましたが・・・)の場合は、化成肥料のような即効性はありませんが、極めて安全で地力を長く保つことができます。万能の高度化成肥料の場合では、14-14-14といった表記も見られます。土壌が良いと、病気になりにくい強い野菜ができます。
コンポストをつくるときにEM菌の「ぼかし」を加えることもあります。有機肥料の土壌は地力があり、肥料の効き目が緩やかなので、成長速度が遅い反面、収穫期も長くなる傾向があります。
但し、完全無農薬・有機栽培を目指すなら、周りの方々が同じように実行しないと効果がありません。
但し、完全無農薬・有機栽培を目指すなら、周りの方々が同じように実行しないと効果がありません。
独りだけ実行しても、自然の鳥や虫は、本能的に有毒なもの、美味しくないものはよく知っていて大変な被害に遭います。
無農薬・有機肥料の野菜では味が違い、新鮮なものは特に顕著です。
次回はもっと基礎的な土壌改良のお話です。
本日もご来訪いただきありがとうございました。
スマホでどうぞ
自分は大学卒業後企業の試験農場に10年間以上勤めていました。(その後は養鶏部門)
有機栽培は中々大変ですよね~
できるとしたら自家用野菜位の規模が現実的かも?
本来の自然の力を利用すればできなくもないのでしょうが。
いつもご訪問ありがとうございます。
仰るように、有機栽培・無農薬栽培はやったことのある方しか分からない大変さがあります。
虫はすべて手作業で取り除きますので、虫に触ることができない人は、それだけで不可能になります。
でも、裏を返せば、虫も食べないような野菜は、ある種のものを除けば、美味しくないということにもなります。
雑草とともに育てる完全自然栽培法もあり、実践されている方も多いようですが、肥料(有機に限る)を与えると、野菜とともに雑草も育ちます。反面、虫の棲み家もっ確保されているので野菜に虫がつきにくいというメリットもあります。
それにしても、自然は有難いですね。どうして土から甘いスイカやメロン、サツマイモ、美味しいキャベツ・小松菜などお多くの葉物・根菜が育つのかと・・・、不思議がいっぱいです。感謝いっぱいです。
いろんな労力なども考えれば「買った方が安い」などと言われるものでも「作る喜び」「収穫の喜び」「安全安心」「何よりも新鮮なもの」などを考えるとできることならhighdyさんご夫婦のような姿勢で土と友達のようになれたらいいですね。
ここにもhighdyさんの知識が活かされていることに
感動しました。
いつもご訪問・コメントをありがとうございます。
全く仰る通りで、労力さえ惜しまなければ、自然は正直なもので、手間暇かけた分だけ収穫量や美味しさなどの品質でお返しをしてくれます。
ジャガイモだって、1kg植えたら20㎏~30kgになります。僅か100円の種が1万円分位の葉物野菜になったり、200円前後の苗が数千円分くらいのスイカやメロンに簡単に変化します。肥料代・支柱代などは月平均にすると千円にもなりません。
それどころか、老夫婦2人で食べきれないので、知人や通りすがりの方に無償で差し上げると、後刻「田舎からリンゴが届いた」、「夕張の友人からメロンが届いた」などと、いろんな果物やお菓子などに化けて帰ってきます。
実にもって、自然には有難いものです。
決まっていて・・その通りに野菜を作らないと、引き取って
もらえません。そして農家の皆さんも自分たちが食する
家庭菜園は、裏庭などで・・めったに消毒はせずに収穫して
我々に分けてくれています。
ただ、葉物なんかは虫食いがあったり、結構見たとこ悪く
それを承知で食べてくれるところでないと、差し上げれない
と言ってます。世間の皆さんは無農薬の意味をしっかり
とは理解していないようです。
我が家のトマト きゅうり ゴーヤ 茄子は 肥料もなく
消毒もありません。土は山から毎年少しずつ落ち葉土を
導入しているだけです。家のお勝手ゴミは裏庭に穴を掘って
埋めていて・・3年位したらそこへ野菜を植えます。
田舎だからこそ・・出来る技かもね~
本当に農家の方は、国の基準にも縛られ大変だと思います。
消費者から形の悪いもの、不揃いのものは、味は同じでも買ってもらえないし、一方では農林水産省の「無農薬野菜の規定」も怪しいし・・・。
農家の多くの方は、自家消費用に栽培したり、商品として売れないものを自家消費されたりしていますよね。
ご近所でも、無農薬の自家用不揃い野菜をメチャ安で分けてくださる方がおられます。
同じ野菜でも品種により収穫期のずれたものは、大いに利用させてもらっています。