SDGs 以前に遅れた日本の取るべき行動

SDGsとは？
　５、６年前から時折話題になる「SDGs」（Sustainable Development Goals ＝持続可能な開発目標）という言葉がある。カタカナ表現なら「エス・ディー・ジーズ」でいいだろう。
2015年に190カ国以上の国連加盟国がその後の15年間（2016～2030年）で、達成すべき目標として国連サミットで採択したものである。

イマコラボ HP より（詳しくは、https://imacocollabo.or.jp/）

近年、日本中の自治体や企業で取り組んでいる目標で、17の目標と169のターゲットで構成され、さらに各ターゲットの下に細かく規定されている。
いまや、先進国から落ちこぼれ、近隣諸国からも徐々に追い抜かれている我が国は、トップ６、７項目を見ただけでも見通しが暗い状態にある。
この後進国化は、2011年の東日本大震災、原発事故 に端を発していると考えることができる。当時の政権及びその後の担当政権、特に前政権の無能な原発事故への対応、なかんずく復興庁のいい加減な予算配分や無駄な浪費、誤った施策が災いしたと言えるのではなかろうか。

加えて、コロナ問題が追い打ちをかけた、というのも不運なことである。
従い、そのような状況下においては、SDGs 以前に遅れた日本の取るべき行動がある。

何と言っても当面はコロナ対策
　コロナ禍にまともに対応できない政権の弱さは、そのような国会議員を選んだ国民に最大の責任がある。つまり、政治に無関心を装ってしかるべき人物を見る目を持たず、持っていても投票に行かなかったことがいまや火の粉となって降っている。国民の血税を湯水の如く、しかも無駄に使い過去最高の借金王国にしてしまった。
当面コロナ対策をしっかりやらねばならないときに、前政権以来誤った判断の連続では、ヒトの歴史が500万年もないのに、何１０億年も生き抜いてきたウイルスに勝てる訳がない。以前にも書いたが下等な生物ほど進化は早いので、変異株型となって感染力を増したコロナウイルスは、元気な若者さえ容易に死に至らしめている。
生ぬるい対策がダメだと分っていながら繰り返す愚かさは、国民の支持率低下からも明らかであろう。

それでもオリンピックをしようと考えるのは、頭が変になったのでは？ 

多くの方が「オリンピックは中止すべき」と考えている中、「中止」の言葉が言えないごく一部の人がいやいや実施に向けて動いている状態である。

アスリートだってコロナ感染にビクビクしながら 無観客の中、一生けん命頑張っても誰が感動してくれるの？（彼らは参加と中止の板挟みになっている。）
参加者も含めて関係者全員がワクチン投与完了というのは、現実的に可能なことなの？

ワクチンの優先度
　ニュースでは、連日ワクチン優先度の問題が取り沙汰されている。加えて、ごく一部の不用心な（悪く言えば、無知な、バカな）若者が、医療崩壊を起こさせ、間接的に多くの助かる一般的な病人を殺してしまっている。
「医療従事者を最優先に･･･ 」は、正しい判断だったと思う。それに大変お気の毒だが、「モルモット役」をしてもらったことにも感謝せねばならい。
しかし、よ～く考えていただきたい。変異株が多くなった現状において、打たないよりはいいかも知れないが、効果は怪しいまま、とりわけ変異株に対しては疑問である。
にも拘らず、「老年者は弱いから（確かに志望者も多いが、）最優先」も疑問視され、「老年者は副作用で亡くなっても用のない人間だからではないのか？」とみる人の意見もある。
本当に効果があるなら、医療従事者の次は国会議員や官公庁、地方自治体勤務者が優先されるべきであろう。これらの人々が国を動かし、司令塔になって国民と接触・面倒をみているのだから。続いて老人介護施設などの職員などと順番をもっと検討するべきである。国民個人が、自分だけの安易な優先度を考えるべきではない。（副作用もニュースよりは酷いと言われている中、モルモット役をしていただくのは有難いことだが･･･。）
大切な貴重なワクチンが余った（実際に余ったのではなく予約キャンセルでに予定通り実施できなかっただけ）場合にも、捨てるのではなく、身近な希望者に例外的にでも良いから有効活用する判断ができない人種は利口とは言えない。
大規模接種センターのようなものを開設して、自衛隊に担当させるなら医療関係者でなくても、当該施設に関わる人は優先して投与が完了しているべきであろう。

5月16日8時現在　24匹の針子が誕生しました！

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