元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

三上延「ビブリア古書堂の事件帖 6」読了

2015-03-21 15:42:04 | 読書
三上延著「ビブリア古書堂の事件帖 6」読了。今回は太宰治、主に「晩年」の初版本のうち太宰が自家用で持っていた古書にまつわるミステリー。相変わらず冴え渡る栞子さんの推理に引き込まれながら夢中で読んでしまいました。と同時に高校生の時に読んだ太宰治を、また読みたくなりました。Kindle版だとほとんど0円なのが嬉しい。

高田昌幸著「真実 新聞が警察に跪いた日」読了。これは必読です

2015-03-20 21:25:47 | 読書
高田昌幸著「真実 新聞が警察に跪いた日」読了。北海道警察の裏金報道時の真実、それに続く警察組織からの報復が書かれている。
全ては歴史が証明する。警察内部にいて裏金と言う悪しき慣習を止めようと闘った警察官、あくまで自分の保身の為に新聞社の骨抜きに奔走した警察官、ジャーナリストとして信念を貫いた新聞記者、権力に丸め込まれた記者や新聞社幹部、後世の人達がどちらが人間としてジャーナリストとして評価するかは一目瞭然。
お天道様に顔向けが出来ない(先祖にも父や母にも、子供たちやその子孫にも顔向けが出来ない)生き方はしたくないもんだ。事実は小説よりも奇なり、今の相変わらず新聞やTVは権力に丸め込まれたままの報道を見ると、ここに書かれている事がずっと続いている気がする。これは必読です。