滋賀県・京都府とその周辺の山と滝

比良・鈴鹿山等の滋賀の山や京都北山を中心とした、山登り・滝巡りなどを写真で綴る個人記録帳です。

2005.02.12 比良山/蛇谷ヶ峰

2005-02-12 15:53:30 | 比良の山
2005.02.12[朽木いきものふれあいの里~蛇谷ヶ峰往復]with MIK
京都北山の八丁平に行こうと国道367号線を北へと車を走らせた。八丁平の登山口である葛川中村の集落から伊賀谷をゆく林道に入ると道は雪で埋まっていた。車を近くに止めようと場所を探すも、なかなか見つからず、邪魔臭くなってきて、突如比良の蛇谷ヶ峰に変更しようとさらに国道を北上した。もちろん今日は比良の地図など持ってきていないが、長年通っているだけあって、比良山に関しては頭に完全に地図が入っている。もちろん位置関係や登山道だけでなく、だいたいの谷や尾根などの地形情報もインプットされている。実際の地図よりも正確度が高いかもしれない便利な地図である。蛇谷ヶ峰の登山口となる、朽木いきものふれあい館まで車で登る。すでにこの辺りで積雪は1m近い。今年は暖冬という予報だったが、それに反して雪の降る日が多く比良山系は通年の5割増しぐらいの積雪があり、びわこバレイスキー場の積雪情報ではここしばらく2mを下回ったことがない。そんな雪の多い登山道に入る。きょうはアイゼンもカンジキも携帯していなかったので、新雪の登山道はときどきひざ上辺りまで潜ることがある。数人のラッセルはあるがいずれもスノーシューズ等で歩いているため、登山靴のみの私たち夫婦はそのように雪を踏み抜くのである。しかしパウダースノーは気持ち良く、体の調子も上々なので、それは苦にならずどちらかというと楽しいくらいである。山頂付近は積雪も2mを超えているようで腰まで雪に埋まるという状況も出てきた。しかしそれほど疲れることもなく1時間半程度で山頂に着いてしまった。私たちの登山ペースというのは、登りは休憩するとペースが乱れて急にばてることもあるので、一気に駆け上がるハイペースであり、おそらくすれ違う人たちから見ると、あなた達登山を楽しんでいるのですか?とも言われそうでもある勢いである。もちろん景色や草花などを見ながら楽しく登っているのであるが。反対に下りは写真を撮りながら、はたまた花を見つけては図鑑を広げながらゆっくりと下ることが多い。登りよりも下りの方が時間がかかるのが常である。さてさて、山頂は風もほとんどないが曇っている加減か結構寒く、一組の夫婦がいるのみである。他のパーティーも山頂を踏みすぐさま帰ってしまう状況。しかし私たちはそこで昼食をとり、景色を楽しみ、写真を撮り、メールを送り、ゆっくりくつろぐ。今日はサングラスを忘れてきたので曇っていてよかった。そうこうしているうちにさすがに体が冷えきってきたので、私たちももと来た道を引き返すことにする。急斜面で尻セードをすると思ったよりもスピードが出て止まらず、木にぶつかりそうになって体全体で止まったら全身雪まみれになってしまった。冷たいけど気持ち良い。快適に下るが途中私のスパッツのゴムが切れてしまい、雪が靴の中に入ってきた。こうなるとがむしゃらに雪の斜面を道など気にせずに下ることはできない。雪山の下りの一つの楽しみが味わえない。やむなく律義にラッセル後の道を一歩一歩気をつけて下り、登山口に戻った。




高島方面。鳥越峰の向こうに琵琶湖と沖島が見えます


鳥越峰と沖島をアップで


竹生島が浮かんでいます


武奈ヶ岳は雲の中




これは釈迦岳




湖北の雲が切れてきた。横山岳などが見えます


でも伊吹山頂は相変わらず雲の中






雪の重みに耐える常緑樹は大変です


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