TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

やる練習とやらされる練習(242)

2005-10-29 16:37:26 | tennis
 昼間に書いています。

 今日のテーマは「やる練習とやらされる練習」について。
 3時から7時のジュニアの選手クラス、3時から雨が降り始めました。今日は1人試合に出かけていったので、生徒は1人だけ。小雨になったので、「じゃあ、サーブ練習でもするか」的を置いてサーブ練習をはじめました。肩ならしに少し時間のかかる子なので、いちおう「肩ならし終わったら教えてね」と一言かけました。数分後、「肩ならしおわりました」の一言。さて、ここから、スイングスピードの速い、気持ちのこもったボールを打ち始めるかと思ってみていたら、ふにゃん、ふにゃん、あいかわらず、魂のこもっていないサーブを適当なフォームでてきとうに打っています。30~40球打ったところで、ついに言ってしまいました。「おまえ、今、何のためにサーブ練習してるの?」(本来、自分のライバルを倒せるようになるため、勝ちたいから、自分のため、が理想、でもこいつはコーチに言われたからいやいややっているな、と思って言いました。)


 すると答えは、「肩をあっためるためです」……。タラー(汗)。肩ならし終わったって確認したよねえ…!?

時々、生徒に質問すると、ありえない答えが返ってくることがあります。頭の中身を少しづつ、少しづつアスリートらしく変えていくように、お話し続けることは、とても忍耐のいる仕事ですが、コーチは耐えないといけませんね。

 そう書いている間、彼は1かごだけサーブ練習し(約60~70球)、気持ち悪いといってもう30分くらい休憩しています。そしてさらに「つまんないからもう返ろうかなー」。こんな時、私は、「どうぞ帰んなさい!!、やる気がないとき、だらーっと練習しても全く意味ないから」という感じです。まだ、小学校の低学年だったら、レッスンメニューをくるくる変えて、つまんなくなってきて集中が低下することを避けますが、中学生で、しかも全国大会出場者くらいだと、たいくつだけどやらなければいけない練習は、たいくつさに打ち勝って行えるくらいになっていってほしいものです。

 ジュニアのみなさん、いつも自分のために、そして集中して練習していますかー?

 写真はkids tennis cup4の会場、コート脇の道路で、遊んだり、練習する、妹たち。笑顔がまぶしいでしょ!!アヒルコーチ(私のことを彼女らはなぜかこう呼びます)のカメラはデジカメじゃないから、写した直後、カメラの裏をみても無駄よー、しかも2日連続。

 「サーブ練習集中してあと的3こ当てて、今日の練習終わりにしたら?」と言ったら、(4こ当てようという目標ではじめて、中断前に1こだけ当たっていた)「そうします」といってコートにもどり、すごい大声をだしながら、集中して打ちはじめました。3分で2回当ててます。うまく操縦できたようです、今日は。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする