また、今日も5時から中くらいの年齢のちびっこたちを教えている時、6歳と5歳の女の子の自主練習がはじまりました。しばらく2人ともサイドネットにボールをぶつける網打ちをしていました。「2人いるんだから、打ち合えばー!!」とSにいうと、「Aちゃんがやりたいんだってー」ということでした。年下のAはSと打つ前のウォーミングアップとしてやりたかったのかもしれません。
そのあと少し、打ち合いなどをしていたようですが、しばらくすると、「呼んでくるねー!!」という声が聞こえたので「どうしたの??」と聞くと、「あのね、スーパー初心者やるのー!!」との事。ちょっと、にっこりしてしまいました。つまり、お母さんに横からボールを出してもらって、ラリーによる試合をすることに決めたようです。今は私がやめてしまったクラブが主催する大会の名前です。もともとこの大会の名前を付けたのは私でしたので、ちょっとうれしかったわけです。
そして、そして、ふたりの試合は始まりました。何ポイントやってもSのボールのスピードと威力がありすぎて、Aはポイントをとれません。そして、いつもていねいにボールをしっかり打ち返すAはかんしゃくを起こしてしまいました。狂ったようにすべてのボールを入るか入らないかわからないほどの強打で打ち始めたのです。当然、1球もボールはコートに返らず、負けました。
Aへ。ごめんね、Aがうちかえせなかったのはぜんぶコーチのせいです。Sのボールをぜんぶしっかりかえせるようなれんしゅうを、コーチがしていないからなんだよ。ごめんねー。これからだんだん、やっていくからね。だけど、テニスのしあいやれんしゅうじあいで、あんなふうになっちゃあいけないよ。いつでもおこったり、いらいらしないでボールをうちかえさないとだめだからね!また、れんしゅうがんばろうねー。
しかし、その後、幸せそうに泥遊びにふける2人でした。