フィリピンATFアンダー14シリーズ遠征 あとがき
今回遠征したフィリピンは、日本と比べると、貧しい人とある程度リッチな人が住んでいて、貧富の差のある国です。
車で道を走っていると、信号待ちの時に、飲み物やおかしなどを、車の間をぬって売りにきます。その男の人が持っているクーラーボックスは
もう何十年も使い古したようで、ガムテープで何十回も直したあとがあります。
時には、かわいらしい6~7歳の女の子が、車の窓をたたいて、お金くださいと言ってくる場合もあります。
コートへ行く途中には、小さな子供達が30~40人くらい狭い長屋のようなところに住んでいるらしき家もありました。子供達の遊び場は、チェーンで守られた
歩道10メートルほど。
マニラの中心部は、郊外の綺麗なエリアとはちがって、ごみごみとしていて、汚く、いろんな臭いにおいが混ざり合って、とても独特です。
警備をしているガードマンは、かならず腰にピストルをつけています。テニスコートの入り口にも毎日、そんな警備員がいます。
アジアの発展途上の国へ行くと、生水の心配や、盗難、事件に巻き込まれないように、とても神経をピリピリさせます。
…が、反面、日本に生まれて私たちはどれほど幸せなのか、あるいは、私たちがどういう行動をとるべきなのか?考えさせられるという意味で
子供達の価値観に大きなカルチャーショックを与えることができます。
水に関しては、常にペットボトル生活。歯磨きやうがいまで水道水は使いません。レストランで「氷なし」のジュースを頼むのもあたりまえ、氷が入ってきてしまった時も対応します。食べ物も、生のものは避けます。食べていいか、ダメか微妙なんだけど、とってもおいしそうなものもあります。食べてみたら、予想と違ってとってもまずいものもあります。
特に、頭が凝り固まってしまう前の小学生から中学生前半にこういった経験をさせる事は、子供達の人格形成にとてもいい刺激を与えられると思っています。
そして、それを大好きなテニスを通して経験できる。本当に、子供達は幸せです。
テニスに関しても大変な事は沢山あります。
外国人にダブルスペアを申し込むこと。(実際、今回にかぎっては、日本人3人のうちの2人が組めば、けっこう勝てる可能性がありました。
でも、勝つことより、外国人と言葉が思うようにいかないなりにコミュニケーションしたりする事の方が、大きな価値を持つと思いました。)
試合中にもめる…この場合も英語。
練習を申し込む、半面貸してほしいと伝える、などなど、勇気をふりしぼる場面はたくさんです。
しかし、日が進むにつれて皆、慣れていきました。子供達の順応力はすさまじいものがあります。
フィリピンの遠征は、アジアテニス連盟の副会長さんである、アジェイ・パサック氏がヨーロッパ、南米を模して、アジアに14歳以下のツアーをはじめてスタートした2005年に来ましたので、2回目になりますが、本当に選手の事を考えたとても暖かい大会をしてくれます。今回も満足のいく、すばらしい大会でした。
そして、会場で私たちと仲良くしていただいた、韓国やフィリピンのみなさんには、いくら感謝しても足りないくらいです。
今回フィリピンでお世話になったランディーさんはじめ多くの人々、遠征に参加してくれた3人の女の子とその家族のみなさん、クラブのみなさん、代わりのレッスンをしていただいたコーチのみなさん、その他この遠征に関係した多くのみなさんに感謝の気持ちを表し、遠征記のしめくくりとさせていただきます。
みなさん、ありがとうございました。 K-Tennis Training 木全宏之
今回遠征したフィリピンは、日本と比べると、貧しい人とある程度リッチな人が住んでいて、貧富の差のある国です。
車で道を走っていると、信号待ちの時に、飲み物やおかしなどを、車の間をぬって売りにきます。その男の人が持っているクーラーボックスは
もう何十年も使い古したようで、ガムテープで何十回も直したあとがあります。
時には、かわいらしい6~7歳の女の子が、車の窓をたたいて、お金くださいと言ってくる場合もあります。
コートへ行く途中には、小さな子供達が30~40人くらい狭い長屋のようなところに住んでいるらしき家もありました。子供達の遊び場は、チェーンで守られた
歩道10メートルほど。
マニラの中心部は、郊外の綺麗なエリアとはちがって、ごみごみとしていて、汚く、いろんな臭いにおいが混ざり合って、とても独特です。
警備をしているガードマンは、かならず腰にピストルをつけています。テニスコートの入り口にも毎日、そんな警備員がいます。
アジアの発展途上の国へ行くと、生水の心配や、盗難、事件に巻き込まれないように、とても神経をピリピリさせます。
…が、反面、日本に生まれて私たちはどれほど幸せなのか、あるいは、私たちがどういう行動をとるべきなのか?考えさせられるという意味で
子供達の価値観に大きなカルチャーショックを与えることができます。
水に関しては、常にペットボトル生活。歯磨きやうがいまで水道水は使いません。レストランで「氷なし」のジュースを頼むのもあたりまえ、氷が入ってきてしまった時も対応します。食べ物も、生のものは避けます。食べていいか、ダメか微妙なんだけど、とってもおいしそうなものもあります。食べてみたら、予想と違ってとってもまずいものもあります。
特に、頭が凝り固まってしまう前の小学生から中学生前半にこういった経験をさせる事は、子供達の人格形成にとてもいい刺激を与えられると思っています。
そして、それを大好きなテニスを通して経験できる。本当に、子供達は幸せです。
テニスに関しても大変な事は沢山あります。
外国人にダブルスペアを申し込むこと。(実際、今回にかぎっては、日本人3人のうちの2人が組めば、けっこう勝てる可能性がありました。
でも、勝つことより、外国人と言葉が思うようにいかないなりにコミュニケーションしたりする事の方が、大きな価値を持つと思いました。)
試合中にもめる…この場合も英語。
練習を申し込む、半面貸してほしいと伝える、などなど、勇気をふりしぼる場面はたくさんです。
しかし、日が進むにつれて皆、慣れていきました。子供達の順応力はすさまじいものがあります。
フィリピンの遠征は、アジアテニス連盟の副会長さんである、アジェイ・パサック氏がヨーロッパ、南米を模して、アジアに14歳以下のツアーをはじめてスタートした2005年に来ましたので、2回目になりますが、本当に選手の事を考えたとても暖かい大会をしてくれます。今回も満足のいく、すばらしい大会でした。
そして、会場で私たちと仲良くしていただいた、韓国やフィリピンのみなさんには、いくら感謝しても足りないくらいです。
今回フィリピンでお世話になったランディーさんはじめ多くの人々、遠征に参加してくれた3人の女の子とその家族のみなさん、クラブのみなさん、代わりのレッスンをしていただいたコーチのみなさん、その他この遠征に関係した多くのみなさんに感謝の気持ちを表し、遠征記のしめくくりとさせていただきます。
みなさん、ありがとうございました。 K-Tennis Training 木全宏之