ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

STU48 音楽、歴史 などいろいろ

◎ギリシャ神話 2

2013-02-10 17:26:47 | HKT48 AKB48
◎ギリシャ神話 2

世界の始まり

☆「まず原初にカオスが生じた さてつぎに
 胸幅広い大地(ガイア) 雪を戴くオリュンポスの頂きに
 宮居する八百万の神々の常久(とこしえ)に揺ぎない御座(みくら)なる大地 と
 路広(みちびろ)の大地の奥底にある曖々(あいあい)たるタルタロス
 さらに不死の神々のうちでも並びなく美しいエロスが生じたもうた。」
 (「神統記」(岩波文庫))

最初に「カオス」が生じ、次に「ガイア」と「タルタロス」と「エロス」が生じた

世界は絶対的な存在によって創造されたものではない

カオス
・「混沌(こんとん)」と訳されるが、無秩序に混じり合っているという意味とは異なり、「裂け目、空隙、空間」を意味している
 それは、何も無い空間ではなく、ある種のもので充満した実体的な存在である

・「カオス」が出現したことで、神々や世界が生まれる「場」ができた

ガイア(女神)
・母なる大地
・生命の源

タルタロス(男神)
・地底の底にある奈落

エロス(男神)
・愛の神

◎カオスはエレボス(闇)とニュクス(夜)を生んだ

◎「闇」のエレボス(男神)と「夜」のニュクス(女神)はエロスの導きによって初めて結婚し、アイテル(光り輝く大気)とヘメラ(昼)が生まれた
・世界に「昼」と「夜」、「光」と「闇」の区別が生じた


熱力学第1法則(エネルギー保存の法則)

エネルギーは無から創造することも、破壊することもできない

・(疑問点)エネルギー保存の法則が正しいという確かな証明はあるのだろうか?

◎エネルギー保存の法則が正しいとすれば、宇宙は「無」から創造されたものではない

 宇宙は全体としてのエネルギーを持っていて、それは増えることも減ることもなく一定ということになる
 「無」とは時間も空間も無いということで、もちろんエネルギーも無い

エネルギーを持つ「宇宙」は「無」から創造されない

 とすれば、

「宇宙」は「無始無終」(始まりもなければ終わりもない)すなわち「常住」(常にある)の存在である


ビッグバン宇宙論の問題点のひとつ

・ビッグバン宇宙論の説によれば、何もない「無」の状態から、突然「時間」と「空間」が生まれ、急速に広がっていったと解釈できるが、これは「無」からの創造であり、エネルギー保存の法則に反している

 ビッグバン宇宙論の説によれば、密度が無限大の特異点が生じたことになるが、無限大を含む解は、どこかが間違っているというサインである

・他にも「宇宙の大規模構造」の問題とかビッグバン宇宙論の問題点はいろいろあり、私はビッグバン宇宙論はまちがっていると考えています(考え中です)