◎とりとめもないこと 5.3
★地球の軌道のこと
○コペルニクスは、地球は太陽のまわりを円軌道をえがいて回転しているとしていた
「天体の運動は円形であることを述べよう」(「天体の回転について」岩波文庫)
○実際は、太陽系の惑星で円運動しているものはない
○ケプラーは、惑星の運動に関する3つの法則を発表し、そのうちの第1法則は「惑星の軌道は円ではなく、太陽を焦点の1つとする楕円である」というものであった
●地球そのもの(地球の中心)は楕円運動しているのであろうか?
「地球そのものが楕円運動している」というのは思い込みで、「地球そのものは楕円運動していない」
地球と月は、2つの共通重心(共通の質量中心)のまわりを回転している
共通重心の位置は、地球の表面の月に最も近い点の、約1600km下にある
地球は真球ではなく、赤道半径は約6378km、極半径は約6357kmである
共通重心の位置は、地球の中心から約4800kmはずれたところにある
●ケプラーの法則によって、太陽のまわりを楕円運動しているのは、地球そのもの(地球の中心)ではなく、実際は地球と月の共通重心なのである
それで、地球そのものは、楕円のまわりに小さな環が巻き付いたスプリングのような動きをしていることになる
●しかし、これでも実際には違っている
地球も月も太陽系の他の惑星などの天体の引力の影響を受けているから、実際の地球の軌道はとても複雑なものになる
地球が楕円運動しているというのは、近似値みたいなものでしかない
★地球の軌道のこと
○コペルニクスは、地球は太陽のまわりを円軌道をえがいて回転しているとしていた
「天体の運動は円形であることを述べよう」(「天体の回転について」岩波文庫)
○実際は、太陽系の惑星で円運動しているものはない
○ケプラーは、惑星の運動に関する3つの法則を発表し、そのうちの第1法則は「惑星の軌道は円ではなく、太陽を焦点の1つとする楕円である」というものであった
●地球そのもの(地球の中心)は楕円運動しているのであろうか?
「地球そのものが楕円運動している」というのは思い込みで、「地球そのものは楕円運動していない」
地球と月は、2つの共通重心(共通の質量中心)のまわりを回転している
共通重心の位置は、地球の表面の月に最も近い点の、約1600km下にある
地球は真球ではなく、赤道半径は約6378km、極半径は約6357kmである
共通重心の位置は、地球の中心から約4800kmはずれたところにある
●ケプラーの法則によって、太陽のまわりを楕円運動しているのは、地球そのもの(地球の中心)ではなく、実際は地球と月の共通重心なのである
それで、地球そのものは、楕円のまわりに小さな環が巻き付いたスプリングのような動きをしていることになる
●しかし、これでも実際には違っている
地球も月も太陽系の他の惑星などの天体の引力の影響を受けているから、実際の地球の軌道はとても複雑なものになる
地球が楕円運動しているというのは、近似値みたいなものでしかない