暦の上では秋ですが、毎日暑い日が続いています。冷水ポットに冷たい水とティーバッグを入れ、冷蔵庫で冷やすだけでできる水出しの冷茶は、お茶の甘味だけを引き出すため、まろやかな味で、暑気払いに最適です。しかし、今回は冷茶ではなく、あえて暑い時期に「熱いお茶」をおすすめします。暑いときに、熱いお茶は飲まないと思いがちですが、朝、熱いお茶を飲む人は多いようです。お茶に含まれるカフェイン成分には、神経を活性化させる覚醒作用や新陳代謝促進作用があるため、朝の眠気覚ましの飲み物に適しています。さらに、栄養成分のカテキンには、風邪や食中毒予防など、抗菌作用もあると言われています。実はこれらの成分は、水出しでは抽出されにくく、熱いお茶の方が効果的に摂取できるのです。皆さんが普段何気なく飲んでいる朝茶の習慣は、実はとても合理的!ちなみに、体を冷やさない習慣がある中国では、「今日は暑いから、熱いお茶を飲んでスッキリしたい」と言うそうです。興味深いですね。皆さんも暑い夏でも、熱いお茶習慣を続けてください。