「ペットロスの一番の薬は新しいペットだよ。」
日がたつにつれこの言葉が沁みてきます。
そして、1年が過ぎた2012年のゴールデンウイーク、出雲大社に行きました。
そこで、縁結びの神様に手をあわせ、「生き返ってなんて無理は言いません。生まれ返っておいで。」
とお参りして帰ると、どこかから子猫の泣き声がきこえます。
にゃあ、にゃあ、にゃあ にゃあ、にゃあ、にゃあ
これは・・・聞き覚えのある子猫が助けを呼ぶ声・・・猫好きになったきっかけのクロとトラを拾った時の鳴き声ではないですか
声をたよりに探してみると・・・ いたっ なんでそんなところに
隣の古いアパートの壁と壁。手を入れるのもぎりぎりな隙間の、届くわけない奥の奥・・・
懐中電灯の光の輪の中に浮かんだのは小さなネコの顔
「おいで~おいで~」
呼んでみると、小さなネコはヨタヨタと歩いて来て、うずくまり、
にゃあ にゃあ
向きを変えて元のところに戻り、また、うずくまって にゃあ
ははあ。よちよち歩きのネコは石が越えられないんだ。
雨も降ってます。
うずくまっているあの場所が一番雨だれがあたらないのかな。
これは、もうアパートの壁に穴でも開けてもらわないと助けられないか。
えらいこっちゃ。