鉄マニズム
ホイドーズ鉄マンの日々
 



今日は料理人はお休み、
墨絵師としてバンバン描きました!

鉄満堂にご注文の皆様!
もうすぐお届け出来そうです!

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その日俺とガクは西荻窪のターニングというライブハウスにいた。

俺とガクはその頃、ライブバーの前座などの修行中!
時々誘われるライブハウスにもちょこちょこ出るようになってた訳だ。

今では自分達が先だったか後だったか忘れたが対バンのライブを見ていた。

バンド名は『すみよしたけしとざっくばらんす』
長い名前のバンドだ!

そこである男のプレイに俺達は目を奪われた!

ドラム、わだみつひろである。

全部平仮名の名前の男だ!
卓越した技術と楽しそうに叩くスタイル、
あと何より、歌を口ずさみながら叩いている。

歌を理解して叩くドラムは、ただ叩くドラムよりいいに決まってる!

俺とガクは、『ホイドーズのドラムはあんな人がいいな!』

などと話しながら見ていた。

後にその平仮名男、わだみつひろがホイドーズのドラマーになるとは、

その頃はまだ、
だーれも知らない!

思いは叶うのかもしれない!

それは思ってるだけでは勿論叶うはずがない!

思いがあって行動するからこそ、それは実る。

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その日、俺はバイト先の居酒屋に飲みに行ってた。
そうすると、見たことのないホールスタッフが近づいてきて『今日から入りました、よろしくお願いします!』

そういえば、店長から新しいバイトが入ると聞いていた。

俺も『おう!よろしく!』

すると彼は
『相馬さん音楽やってるんですよね!僕もギターやってるんです!』

俺はその頃、一人で歌っていたもので、とにかく自分の事しか考えてなかった訳で、

新しいバイトの子が『ギターをやっていようが音楽をやっていようが、俺には関係ない』訳で

『ふーん、頑張ってね』ぐらいである。


今考えると、俺も相当ガキンちょね!

その新人バイト君と後にホイドーズを結成する事になるとは、

この時点では
だーれも知りません!

今思えば、その新しいバイトが、新人の海田君から、海田君になり、ガク君になり、ガクになり、
十年以上たった今も、同じ目標に向かっている。
これは一言で『奇跡』という。

でも思うんだ。

そんな奇跡の始まりのような日々が

毎日色んな場所で始まっているんだと、

1日1日誰かとのやりとりを、誰かとの出会いをドキドキしながらやっていきたいもんだ!

すでに奇跡は始まっているのだから。

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仕事が終わって、家に帰る車の中で、俺は好きな音楽を聞いている。

真っ暗な街を一人で音楽を聞いていると色んな事を考える。

仕事の疲れもあって、心地よい空間だ。

十年前の唄を聞いている。

ちょうどガクとホイドーズを立ち上げた頃に出会った唄。

その十年前の少年の声は深夜の道を走る俺に、とってもやさしい、

あれから色んな事があって俺は34才になって、みんなと出会い、みんなと離れ、
それでも何一つ変わらない絆というものを見つけた。

俺は幸せな男だ。

さて、書きたい事もかいたので、

また、走りだしますか!


『いままで、何一つ、やりとげちゃいないけど、ひとつだけ、無くせないものがある、』

成舟の『イルミネーション』より。

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