鉄マニズム
ホイドーズ鉄マンの日々
 



これは回想5の続編です。

『はい、もしもし』
『あ、がく!相馬だけど』

『あ、相馬さん!どうしたんですか?』

『俺、鉄マンになったのは知ってるよな!』

『はぁ、知ってますけど、』

『そんなことどうでもいいんだけど!ガク!俺とバンドやらねぇか?』

『、、、ちょっと考えさせて貰っていいですか?』

『おう!ちょっと考えて!』

俺は電話を切った。


それから30分位たっただろうか、電話がなった。

勿論がくだ。

『あの、』






『僕。やります。』



物事というのは、たったひとつの『返事』で急速に動く。

さっきまで死んでた俺が、たった一人のギター小僧の『返事』でいきなり生き返るんだから!

がくは『で、どんなバンドなんですか?』

俺は言った。

『決まってるだろ!アイリッシュロックだよ!』
がく『はぁ、はぁ?』

兎に角。

スタジオに集合だ!

じゃ!明日!中野で!

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その日俺は西葛西にいた。
ドラムわだみつひろ氏のアパートである。

ちょうどわださんがホイドーズのサポートメンバーとしてプレイしはじめた頃だ。


当時、物好きなこの『わだみつひろ』さんは様々なバンドでその腕を振るっていた。


わださんも『ホイドーズ面白いから』
ドラムがいないんだったら、たたこうか?

という具合で『叩いて貰っていた』訳である。

しかし、俺は独占欲が強い。

この平仮名男をホイドーズだけの者にしたい!と思ってなにが悪い!

そこで俺はこう切り出した!

俺は上を目指してるから、ホイドーズにはあなたが必要です!
でもサポートメンバーというのは好きじゃない!
もし、ホイドーズと一緒にいて『未来』がないと思ったら、その時、抜けて貰って結構。
『未来』があると思ったら正式メンバーになってくれ!と



自分にとって大事な人は、何が何でも、ものにするものだ!
男でも女でも、


後にこの平仮名男が行く先々で『どうも、ホイドーズのわだです。』と言うことになるとは

この時点ではだーれも知らない!

と、思いきや,

俺とガクは知ってたもんねー!

な!がく!

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