JR伊予三島駅
観音寺市 一の谷川
予讃線の各駅停車は 朝夕を除くとだいたい1時間に1本くらい
今日 観音寺まで久しぶりに各駅停車を利用した
自動券売機で切符を買って改札口で駅員にスタンプを押してもらう 自動改札機などはない
ホームを挟んで 上り電車が北側に 下りが南側に停車する
到着した電車は2両編成 後ろ1両は回送だから実質1両のワンマン電車 電車によっては乗り込む乗客が自分でボタンを押してドアを開けるのもある 乗客はほとんどいない
途中の箕浦駅では特急電車の待ち合わせで20分ほど停車 予讃線は単線だから特急優先
用事を済ましての帰り観音寺駅で切符を買う 改札口には駅員がいない 自動改札機もない そのまま改札口を通る
何番線に着くか表示はなさそう なので一番南側の4番線ホームで下り電車を待つ
暫くして入線してきた電車は 4番線ではなく2番線に到着 4番線ホームにいた私はあわてて地下道を走って階段を駆け上がり 2番線の電車に乗り込む でも電車が動きだしたのはずっと後で あわてる必要などなかった
ちょうどこの時刻 観音寺駅には上り下り双方の普通電車が停車しており 両方とも特急電車待ちで かなりの時間停車してた
観音寺の次は豊浜駅で ここは無人駅 ワンマン電車では運転席の側に路線バスにあるような運賃箱があり 無人駅では運転士が下車する乗客の切符や定期をチェックする なのでワンマン電車は後ろから乗車 前から下車というルールみたい 結構な数の学生さんが豊浜駅で降りて行った その光景を真近で見ていた私は 下車するときは運転士に切符を渡すものなんだと何気なく思い込んだ
そして電車は伊予三島駅に到着
着く前に車内放送があり これは運転士の生声ではなく テープに吹き込んだ女性の声のアナウンス
「切符は運転士にお渡しください云々・・・・」という内容だったと記憶している 豊浜駅で降りる客が運賃箱に切符を入れるのを見てるから 伊予三島駅でもそうするもんだと思って運賃箱に切符を入れて電車を降りた
降りるとき切符をチェックするはずの運転士は運転席に座って前を見たままだったが こんなもんかなと そのまま切符を運賃箱に入れて電車を降りる
そして駅での改札口で切符のない私と駅員との間でトラブルになった
後で考えると 無人駅では運転士が降りる乗客の切符や定期をチェックするけど 有人駅ではそうじゃないというわけだ 有人駅でも夜遅い時間になると無人になる駅もあるから 運転士も大変だろう
でも到着前に 切符は運転士にお渡しください という車内アナウンスは確かにあった そのことを伊予三島駅の おっさん駅員に説明すると「そんな放送はしません」という返事
飽きれたような顔で私を見ている
「でも聞こえたよ? アナウンスはあった」
「いや しません ありません」
「聞こえたよ 女性の声のアナウンスだったよ?」
「いえ ありません するはずないです」
「聞こえたんだからしかたないだろ 切符は運転士にお渡しくださいって」
「そんな放送はしません 絶対にしません」
そのようなやり取りが数回続いて とうとう頭にきた私は「エー加減にせー‼」とおっさん駅員を怒鳴り上げた 自分もおっさんだけど
結局 改札口はそのまま出たが 一連のやりとりを ずっとそばで見ていた若い男性がいて その人は同じ電車に乗ってて 私のすぐ後に改札口に来た人だった
帰りの方向が同じだったので 声をかけた
「おにいさん高校生?」
「いえ 大学生です」
「見てたの」
「はい」
「切符を運転士にお渡しくださいという車内アナウンスはあったよね?」
「ありました」
私が運賃箱に切符を置くのを見ていて その時からまずいんじゃないかなーと思ってたそうで もし私が無賃乗車やキセルの疑いをかけられたら証言しようと しばらく見てくれていたんだそうだ
初めての人にはわかりにくい・・・今回は運転士が良くないんじゃないか・・・・などなど メガネをかけた少しぽっちゃり気味の若いその大学生はいろいろ話してくれた 一応 念のため電話番号だけ聞いて ありがとうございました とお礼を言って別れた
「車内アナウンスはあったかもしれませんが 昼間のこの駅には駅員がいるので 次から切符はここにお渡しください」とおっさん駅員が言ってくれりゃ そーですかと何も問題なかった
でも私が何回言っても 車内アナウンスはありません しませんと言い張るもんだから それじゃJR四国に聞いてみましょうとなるわけだ
おっさん駅員の 半分切れたような態度は印象がわるかった