「最近になってドクターX見始めたんだけどさ」
「流行に乗るの相変わらず遅いですよね。昔ガリレオにはまった時も本放送終了3年後とかでしたし。なんか自分ルールでも設定してるんですか?」
「いいものはいつはまってもいいものでしょう?黒沢作品だって北の国からだって金八先生だって今からはまっても全く悪いことじゃなし」
「それはそうですが」
「世の理不尽を一匹狼が手術の腕一本で切り拓いていく姿は爽快だね。あれは現代版水戸黄門だ」
「水戸黄門は徳川という権威を振りかざして悪を懲らしめるんでしょう?ドクターXは個人の立場から権威と闘ってるんですから、違いますよ。水戸黄門とは」
「ヒットするドラマには名ゼリフがあるよね」
「話逸らした」
「ドクターXには会社で言ってみたいセリフもたくさん。第3位から発表だ」
「流れる様にランキング形式に移行しますね」
「第3位『私失敗しないので』」
「あー言ってみたい」
「ふつう『失敗する』から。あり得ないからこそかっこよさが引き立つよ。仕事ではなかなか使えないねこんな言葉。自分を振るい立たせる為に使ってるとのことだけど、実際失敗しないのは無理」
「失敗を自分の中で消化して次に活かせば、結果的にそれは失敗でないみたいな」
「『世の中に本当の意味で失敗なんてないんだよ』的な意味じゃなくね」
「まぁ、フィクションならではですが。演出として際立ちますよねこのパワーワード」
「では第2位!ジャジャジャジャジャジャ」
「そんな引っ張んなくていいですよ?」
「ジャン。『いたしません』」
「言いたいですねー」
「てめぇでやれやこんちくしょー!!って依頼が多すぎるんだよ今の職場!俺はお前らの奴隷か何かか!金銭的な利益は全く発生してないんだからな?!こっちが何でもやるのが当然だと思ったら大間違いなんだーああああああああ」
「心の叫びは心の内に閉まっておきましょう。あまりに無様ですから」
「ちょっと我を失ってました」
「では第1位をどうぞ」
「お、そちらから促すとは。結構興味出てきた?」
「正直飽きてきたので早く終わってほしいんです」
「言ってみたい言葉って、言われる側はつらいんだね」
「そんで1位は何ですか?」
「『5時なので帰ります』」
「サビ残はんたーい」
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