あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

季節限定品

2018-04-15 22:06:07 | コラム

桜を見ると、美しいと思うよりも先に焦りの感情が先に来る。

1年のうち、花を咲かせる時期はほんの少しの間だけ。この花は時間制限の象徴だ。

散るからこそ美しいのはわかるけど、生き急ぎじゃないか。もう少し咲いていてもいいでしょう。

日本人は限定品に弱いと言うが、桜に対する日本人の入れ込み様を考えたら納得だ。

桜はいつの間にか満開になって、いつの間にか葉桜になる。いつ全盛だったのかよくわからないまま、シーズンが終わる。

やだやだ。本当に人生の移り変わりそのものだ。

テレビで開花宣言と満開予報が流れる。「皆さん待ち焦がれていた桜が咲きました。この日が見頃です。見に行きましょう」とのアナウンス。時間があったら行こうと思って、行かずじまいだ。

もう少し低い所で咲いてくれ。あんまり高い所で咲いたら花の形がわからない。匂いもかげない。

一斉に咲くな。もう少しバラバラに咲け。何だ、皆して規則正しく咲いて、散って。ちょっとはじかれ者がいないものか。一様に咲く姿に不気味さを感じるのは私だけではないはずだ。桜=日本人の魂みたいな固定観念どうにかしたい。

ところで、川のほとりに桜並木の穴場があった。そこで本を読みたい。時間を忘れてのんびりと。最近風が強くて肌寒いから、1日中日向ぼっことはいかないだろうが。

山桜は香りが強いと言った人がいる。それを実際に調べに行こう。時間はいくらあっても足りない。

だいたい休日を休む日と書くのは変だ。仕事をしない日であっても個人の活動を休む日ではない。むしろ活発に動ける日なんだから、活日(かつじつ)とでも言い換えればいいと思う。根底にこびりついた「休日は休む日」という固定観念も壊していこう。


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