人が普通にできることができない。言葉が思い出せない。あることを思い出そうとすると芋づる式に嫌な記憶がついてくる。だったら何も考えない方がいい。だがそれは苦痛だ。何も考えない訳にはいかない。
自分自身を実験道具として考える。そうすれば、今ここにある自分を客観的に見ることができるような気がして少し楽になる。でもそれは、自分をぞんざいに扱うこととイコールで、結局何の解決にもなっていない。働き始めてから早7年。気分の浮き沈みを大分経験してきたけど、最初に突っ込んだ泥沼の汚れはまだ取れていない。まともでない状態をずっと維持してきた。壊れそうなまま、不安定なまま変わらず。苦しくて仕方ない。この先に光が見えない。だったら辞めるしかないだろう。こんな精神状態でいられた所で組織にとっても迷惑だ。これ以上致命的な失敗をする前に、さっさと退場した方がいい。卑下されればされるほど、ここから逃げ出す為のいい訳が出来上がる。耐えただろうが。ここまで。これ以上耐えろと?死ぬまで耐えろと?ふざけんな。皆辞めていく中で、何故俺だけ辞めてはいけないというんだ。いけない。感情が安定していない。安定させた所で消極的になるだけ。毒にも薬にもなることなく、ただ馬鹿にされる中へらへら笑っているだけの木偶に成り下がるだけ。だったらもっと攻撃的になっていいはずだ。でも、本心でぶつかるとなると、最初に出てくる言葉は「辞めます」な訳で。それでいいのかって話だけど。いいじゃん。
ずっとずっと耐えた。頑張ったというか、耐えた。どんどんこの組織が嫌いになっていった。ただ、関係する人達を裏切ることになるからなんとか踏みとどまった。ある程度成長したとは思うけど、7年間ずっとノイローゼのまま。それでこれからも頑張れって、無理。ここにいる限りどうにもならない。すごい窮屈。鬱憤が溜まっていく。どこかで吐き出そうにも、大元となる原因を排除しなければ意味がない。これ以上関わっても何も得られない。まともに寝られない。追われる夢、異なる進路を歩いた夢、孤独になる夢、そんなものばかり見て、起きる。自分を成長させることで現状を打破できるって自信を持って言えない。つまりは肚を据えていない。続けるにしろ、辞めるにしろ。辞めればどうにかなる問題なのか。なると思っています。ただ、今あるこの壁を越えられなかったら、別の場所でも同じ壁で挫折すると思う。とどのつまり、頑張らなければいけない理由はそれだけで十分だ。曲りなりにもそれを続けてきた7年間だ。自らを社会人失格と認定してから、ではどうすれば私は一般社会で闘うことができるのか、を追及してきた。しかしその命題を設定したのがそもそもの間違いだ。私、私と言う割に、自分というものが無かった。衝突を恐れるが故に、薄気味悪い膜をはって衝撃を和らげるという姑息な手段を身につけてしまった。本当に情けない。愚か者だ。仕事は嫌いでないけれど、組織がきらい。ただそれだけ。決断するのは自分。何かをできるのは自分。助けてくれるのは仲間。だけど、その仲間を作るのも自分。その仲間を作るには、日々のコミュニケーションが必須。何気ないことを知りあい、話し合い、手伝いあう。言葉ではわかっているのに。結局それができないのなら、駄目だろ。どうすればいい。苦しい。けどこの苦しさから目を背けたら、更なる地獄が口を開けている。この道を切り開くしかない。ぐちゃぐちゃしている。頭の中が。叫びたい。叫んだところでどうにかなるものでもないけど、とにかく苦しい。人に指示するってのがこんなに難しいとは思わなかった。孤独だけど、その孤独を作ったのも自分だ。自業自得だ。あいも変わらず無能な自分でも、今できることは何だ。武器は何だ。捨てるものは何だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます