あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

方向音痴

2016-06-16 22:50:59 | コラム

学生時代、地理が苦手だった。

その苦手意識は今現在まで続いており、「方向音痴」という症状にて実害化している。方向感覚がいい人がうらやましくて仕方ない。

聞いた話では、方向感覚がいい人ってのは頭の中の地図が三次元で広がっているらしい。複数の点を線でつなげるのではなくて、面でつなげるんだとか。それってどうやったらできるのでしょうか。文章力は読んだり書いたりして鍛えればいい。論理的思考は将棋でもパズルでもやれば相応につく。筋力なんて言わずもがな。ただ、方向感覚の鍛え方。わからん。ロンドンだかのタクシー運転手の脳は空間把握を司る部分が発達していると何かの本に書いてあった。必要に迫られれば、脳は嫌でも進化するのだ。問題は環境である。わざわざ海外のタクシー運転手になるまでもないが、雑踏を練り歩くのも効果ありなのかもしれない。とは言うものの何の準備も無しに雑踏に紛れ込んでは脳が進化を果たす前に路頭に迷うのみだ。

30代を前に、ここで一丁「方向音痴」を克服してみたい所だ。しかしどうやってか。田舎を延々と車で走り続けても脳は活性化しないのは経験的に理解した。地図を眺めていてもあまり効果は無さそうだ。極論として、道をイメージする能力とはある一点と一点をつなぐ能力である。要は想像力。ただの想像力ではなくて、より正確に言えば頭の中に3D空間を作成する能力。成程、幼少より本読みに明け暮れていた自分に欠けているのがわかる気がする。基本的に本には3Dの情報が無い。飛び出す絵本とかは置いといて。空間把握能力というと少し違う。あくまで対象を3Dで記憶する能力だ。人の顔を覚えるのが苦手なのもこれに関係しそうだ。

これってどうやって鍛えられるのだろう。ぱっと思いついたのはルービックキューブ。うん、ルービックキューブは苦手だ。以前あまりにできなくて、力任せに分解して正しい面に組み直したことがある。苦手であり、よって好きではない。だからやりたくない。当然の帰結だ。もっと楽しくできることはないだろか。彫刻でも作ってみるか。方向性が違いそう。

考えてもらちが明かない。下手の考え休むに似たりだ。今度方向感覚が優れているであろう人に話を聞いてみよう。

そんな事を思いながら、ネットで「方向感覚 鍛える」と検索。同じ悩みを持つ人は多い様で、鍛える方法の一つとして「積み木で遊ぶ」とあった。この年で積み木・・・。レゴ買ってくるか。


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