あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

児童用アニメ、特撮が伝えるもの

2015-02-08 22:37:31 | コラム
現在ニコニコ動画で仮面ライダー龍騎の無料放映が行われている。龍騎は仮面ライダーの中で一番好きな作品だ。私はいわゆる児童用アニメ、特撮をそこそこ見る。ウルトラマンではエースが好きで、メタルヒーローはウインスペクターで、戦隊ものはダイレンジャーとデカレンジャー。勇者シリーズはエクスカイザーで、プリキュアはスマイル。今やっているプリンセスプリキュアも面白い。こうして振り返ると、自分の趣味趣向が見えてくる。一言で言えば熱い作品が好きなのだ。理屈は二の次三の次。物語の整合性を重視すると本当に伝えたいものがぶれてくる。無駄な所を削いで削いで削ぎまくって剥き出しになった核をド直球でぶつけるのが美しい。正義とか友情とか愛とか勇気とかそういった大切なものを貫く物語が現在児童アニメでしか見られないってのが残念でならない。大人こそこういうのを見てほしいと言うのが私の密かな持論だ。まあ、あんまり愛を叫び過ぎたら安っぽくなるけど。
実際、現実社会に身を置いてたらそうした言葉がどれだけ脆いものかなんてのは嫌と言う程わかる。仕事や人間関係で辛くなって、愛だの友情だので世の中回っていかねえんだ畜生め!って気分になる事は確かにある。けれどそれでも信じなければならない。思わなければ戻ってこれない。捨ててしまったら大事なそれらは永遠に見つからなくなるのだ。画面の中のキャラクターは必死になって愛を背負い、守る為に戦っている。虚構の物語でも構わない。いい大人の自分は紛れもなくそれに励まされている。だから日曜朝の時間はとても大切な時間であり、日直の仕事で視聴時間を潰されるなどもっての他である。それなのに、ああそれなのに。溜まったヘイトは今からプリキュアを見て浄化する事としたい。
ところでプリキュアの意味がプリティ(可愛い)+キュア(浄化)である事はよく知られているのだけど、このコンセプトは本当によくできていて、なおかつ今の時代の要請を端的に表していると思っている。さらに言うならこのコンセプトの強さが、コンテンツを10年以上続けさせていると確信している。これ以上書くと自身のプリキュア論になってしまうのでストップする。取りあえずここまで書いたのだから宣言しておくけど、私の夢のひとつは大人向けのプリキュア的ストーリーを生み出す事なのだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿