汚泥を抱え込む

評価されるような人生を送っていない。理解されもしないしされる必要もない。格好をつけて物事を進めようとするからすぐ底が見える。でも本当を見せるとずれが目立つようになって、結局孤立する。じゃあどうするのか。どうやって生きるのか。無理にやろうとするから駄目になる。超えるべき壁を高く設定するから不安定になる。周りが見えなくなる。嫌だからやらないでいい。
どす黒いのが溜まっていく。吐き出さないと淀んでいく。飲み込まれる。形になっていなくていいから、発散していかないと。ふざけんな。やっていられない。どこまで吐き出せば正常化するか。現状がそんなに嫌か。可能性を壊されるのが嫌か。理解されないのが嫌か。馬鹿にされるのが嫌か。否定されるのが嫌か。使えないと馬鹿にされるのが嫌か。愛想が尽きてからでも愛想笑いはできると知った。溺れる中でなんでこんなに苦しいのか考える余裕なんてない。ただ夢中で掴むものを探す。次第に萎んでいく様な気がしてそれが本当に恐ろしくて、それが実現してしまうのなら全て捨ててしまおう。ただ自分が悩むに値しない人間になるのが嫌だ。巻き込まれるのが嫌だ。どんなに楽になろうとも、希望が差し込んでこようともそれが幸せであろうとも心の底から満足だという事はできない。自分は一生不幸でいいと思っている。それが何よりの不幸だ。
こんなのノートの隅にでも書けばいい。本当にくだらない。けどこのくだらないものを大事にしてきてしまったら、その人生もやはりくだらないものなのだろうか。