あともう少しだけ

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健康を考える

2016-05-01 13:37:51 | コラム

健康について興味のない人はそうそういないだろう。職業柄人と雑談する事も多いので、ここは聞きかじりの知識に頼るばかりでなく本格的に勉強してみようと思う。しかし一口に「健康」と言ってもその意味するところの範囲は広く、漠然としている。例えば自分の年齢から言ったらそろそろメタボなどを気にするものだが、それひとつとってもやせ方、体型の保ち方について語っている本は腐る程ある。本屋のベストセラーの棚にはウォーキングの正しいやり方だの糖質カットだの粗食だの体温の上げ方だのが溢れかえる。方法論に対する反対論で紙面を使い切る本だってある。何を指針とするかから壁が立ちふさがっている状況だ。

喉元過ぎれば熱さを忘れるというが、逆を言えば喉元に来ないと熱さはわからない。普通病気についての関心は当事者にならないと生まれないものだ。しかしいざ当事者となったとしても、関心の的となるのはその病気についてだけ。自分の身にある病気ひとつを改善する方法を探すよりも健康的な暮らし向きについて考えた方が間違いは少ないだろうのではなかろうか。また、当事者となった時に必要なのは「対処」に関する知識であり、「予防」についてのものではない。多くの人にとって後者のはずなのに。ひとまず、幸か不幸か私はこの病気、というものについて一般の人以上には興味を持っていると思うし、当事者ではないが必要に迫られている立場だ。学校へ行ってどうするという事もないが、とにかく知識を手当たり次第吸収してみよう。知恵は尊く貴重なものだが、ある量の知識なくしては生まれない。


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